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37歳他人軸から自分軸に変わった、はなし(1/3)

はっきりと覚えている
他人軸という言葉は知らなかったけど、はっきりとあの日に転換した
というはなし(全3回)です

他人軸へ転換する前の話

小学校入学のタイミングで千葉県内の農村地区に引っ越しをした
祖母の生まれ育った地域へ、祖母、父の卒業した小学校への入学するためだった
新築のお家への引越し
そもそも新築自体がその地域では珍しかったから、由縁はあるけど私はずっとよそ者だった
祖母の実家(本家)も近所にあったが200年前からあるような古い屋敷、他の家も築100年は簡単に超える築年数の家屋ばかりの地域だったから
小学校入学当初から自分は他の子と違うってことは自覚していたし、子供ながらそのことはちょっとかっこいいくらいに思ってた

幼稚園から通い始めていた絵画教室では、歴が長くなれば自然と教室内でのカーストが上に来る
だから小学校はアウェ、ホームは絵画教室という心理的な位置付けに自然となっていた
誰かに、嫌われたくはないけど好かれたいとも思っていない
「世界の中心」通り越して世界に私しかいないくらい、我ながら「わがままな子」だった

このわがままを矯正しようとせず、私のしたいことを私の両親は全力で応援してくれたおかげで、高校生になった私は描くことで自己肯定感をすくすくと築き続け、思春期もずっと絵が上手な人として絵を描き続けた

自分軸にヒビが入った多摩美時代

高校卒業と同時に、美大受験で志望した多摩美への進学
そこで毎日「なんかよくわからないけど恥ずかしい」という気持ちにとらわれるようになった
同級生の内訳としては2浪生が1番多く、次に1浪、次に現役、多浪生という順番だった
現役入学した私はずっと背伸びしていた
本当は背伸びなんかしなくていいのにね
カーストの上位で描いてきたから、今更下位に落ちるなんて考えられなかった
だけど、背伸びすればするほど苦しくなった
楽しそうな同級生たちのことが妬ましく感じられるようになって、そんな自分の気持ちも受け入れられずに少しずつ精神が壊れていった

その不安定さからか、早く親から自立をしたいと感じるようになって(してない自分はダメな人間だという自己否定)親を避けるようになったり、同級生たちの言っていることが信じられなくなった
自分が自分の気持ちに嘘をついてばかりいたからだと思う

長くなったので分けます

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