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精神の生態学へ 2
ベイトソン先生の「精神の生態学へ【上】」をP28まで読んだ感想です。
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科学研究の思考法には、帰納法と演繹法がある。
帰納法とは?
個別の事例や観察から一般的な原理や法則を導き出す論理的思考法。確率的な性質を持ち、新しい発見や創造的思考に役立つ。
演繹法とは?
一般的な原理や法則から個別の事例を導き出す論理的思考法。大前提から小前提を導き、結論を導き出す3段論法が代表的な手法。演繹法は数学や科学分野で広く活用されており、論理的な推論力を養うのに有効。
ベイトソン先生は、多くの研究は、帰納法であり、それでは、【基底の知】とベイトソン先生が呼ぶ知のネットワークから完全に浮き上がったガラクタのような概念しか生まないという。
基底の知とは、経験に基づいた【真である以外ないもの】であり、トートロジカル(同義反復的)なものではない。
データは、なまのデータそのものとして存在することはできない。
必ず研究者や器具による編集や変換を受ける。
データを山のように集めても、そこから帰納法で基底の知に至ることは無いとベイトソン先生は考える。
法則からデータを考える演繹法でしか基底の知とはつながらない。
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法則から出発する。
どこを起点として考えるか?
人間は、始まりが、大切ということですね。
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