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好きだったレコード教えてよ(2)

先日、我が家でやった「レコードの会」の第二話になります。

▪️シングル・レコード(EP)

 「レコードの会」でかけるレコードの中には「シングル盤」もあります。片面1曲、裏面1曲です。音楽ランキング用にシングル盤を出して、歌番組、ラジオなどでかけてもらう単位のレコードです。アルバムが「LP」なら、シングルは「EP」です。

古い世代の人にはそんな説明不要ですよね。

レコード時代の「シングル盤」ってのがなかなか、面白いです。特に洋楽。当時の日本のレコード会社は昭和初期を引きずってるのか「日本人は英語がわからないもの」っと決めてかかってる。ある程度は正しいとは思いますが・・・。なので、洋楽のシングル盤のタイトルは原曲の英語から「日本語タイトル」を無理くり付けてしまいます。

今となっては「おもしろ日本語タイトル」を中古レコード屋さんに行って探して来るのも楽しい趣味になるかもしれません。

そんな感じで、先日の「レコードの会」でも気になるシングル盤があったので、二つ程紹介します。

▪️キラー・クイーン/クイーン

これです。英語も小さく書いてます。これは、そのまんまのパターンです。無理くり日本語訳にすると「注目のクイーン」とかでしょうか?
英語読めないかもね?って事でカタカナ表記にしたパターン「キラー・クイーン」です。「KILLER QUEEN」は当時1970年代は読めない人が多かったのかもしれません。「QUEEN」の「クイーン」って書いてますからね。

でもカタカナにしたところで、意味はわからないまま。そこは諦めて、カタカナで読み方だけを日本語にしたのでしょうかね?

今はすっかり英語が日本の生活に浸透したので、むしろカタカナ表記の方がおかしく見えたりしませんか?

どんな曲かは?You Tubeで探してみてください。「キラー・クイーン」っでヒットします。映画「ボヘミアン・ラブソディ」の最初にかかってた曲です。

ちなみにB面の曲ですが「フリック・オブ・ザ・リスト」と言う曲名。カタカナで書かれても何のことやら? 英語表記だと「flick of the wrist」になります。ちゃんとした翻訳結果から意味を調べる為に、この翻訳サイトで調査してみました。調査結果がこちらです。

なかなか、意味深ですね。どうせだったら「手首でビシッ」って邦題にしてくれたら、もっと面白いのにね。スラングの方の「コカインを調理」ってのは、日本の法律上まずいかな・・。原題はなかなか意味深なんですね、勉強になりました。

あと、驚いたのは持って来てくれた客人が当時、このシングル盤を600円くらいで買って聞いてたって事です。当時、子供はアルバムは高い(2400円)ので、シングル盤を親にねだって買ってもらったりして、家でレコードを擦り切れる程聴いたってやつです。

▪️僕を救ったプリマドンナ/エルトン・ジョン

出ました。訳わからん邦題。英語タイトルは「SOMEONE SAVED LIFE TONIGHT」です。どこに「プリマドンナ」書いてます? 「救った」はまあいいとして。しかも「プリマドンナ」ってカタカナにしてもそれ自体がもともと英語だし、やっぱり英語だし意味わからんでしょ。

この邦題を考えるレコード会社の人はすげーなと。それにOKだす会社の社長なのかわかりませんが、偉い方もすげーなと思うのですよ。

これが当時の洋楽の「謎の邦題」なのです。こんな視点でレコードを探すと面白いですよ。「歌とピアノ エルトン・ジョン」って書き方もなかなかですけどね。

▪️ジャケット写真のクオリティ

 上の写真は家にあるレコードをiPhone7 plusで撮ったものです。もともとがこの写真クオリティです。1970年代のアナログ・カメラの写真のクオリティがこれです。凄い雑な解像度です。VHSビデオを3倍速で録画したものをダビングしたビデオ・テープか!って画質です。
(VHSもわからない世代もいるかも・・・)

これが当時の写真クオリティなんですから、しかもプロが使ってると思われる(アナログ)カメラの写真だと思いますが・・こんなもんなんですね。

なかなか歴史を感じます。

唯一、関心できるのは当時の楽器の音で録音されてるレコードなのですが、当時なりの雰囲気、演奏してる雰囲気はレコードから伝わって来ます。そこがレコードの良さかな?っと思います。楽器の音も古臭く、重みはないのですが。確かにそこの演奏者がいて、ノリで演奏してるぞって雰囲気が録音されていて、当時の空気感が伝わって来るのです。そこがレコードの良さだなって思っちゃいます。

シングル盤は大きさにして縦×横が15cm×15cmくらいの大きさで、絵画のように壁に飾ってもインテリアとしていいですよ。

そんな感じで楽しめるレコードなのです。


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なーたん
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