MESSAGE / Bank Band with Salyu
2018年のap bank fes.が終わった。今年は6年振りの「つま恋」開催。
2013年だったか、台風で中止になった事もあった。その頃、私は北海道に住んでいて、このfesに参加するのを夢見てた。
そして、ようやくチケットを手に入れ、飛行機を予約した。ライブ当日、まさかの台風上陸でfesは中止。ap bank fes始まって以来の悲劇でした。
仕方なく、東京旅行となり、北海道へ帰りました。
翌年、またap bank fes.の時期がきて、チケットを申し込むと当選。2年続けてチケットが取れた。それが初めてのap bank fes.の参加でした。
今から13年前にこのfesは開催されました。その時にBank Bandのオリジナル曲として書かれた曲が「to U / Bank Band with Salyu」です。
この曲はap bank fes.の締めに参加アーチスト全員が1フレーズづつ順番に歌って行くのが名物で、観客も一緒になって歌う名曲です。LIVEの最後に参加者全員で歌う、その場所に自分も参加する事が夢でした。
初めてap ban fes.に参加し、この曲を会場のみんなと一緒に歌う事が出来た事が人生の思い出の大切なシーンとなりました。
その後はap bank fes.からは卒業し、wowowでやってる時は録画して見ていました。
▪️13年振りの新曲
そして2018年、東日本大震災からのap bank fes.を経て、6年振りに「つま恋」での開催。残念ながらチケットは取れませんでした。
先日、wowowでやってたので録画して見ました。Bank Bandのオリジナル曲として「to U」の続編としてwith Salyuは変わらずの新曲を届けてくれました。
それが「MESSAGE」という曲です。
「to U」の時もそうなのですが、男性・女性それぞれがメイン・ボーカルを取る曲を作る場合、歌のキーをどこに合わせるのかが難しいです。前回の「to U」では1コーラス目はSalyuキー、2コーラス目は転調させて櫻井キーに曲を進行させる「荒技を放つ名曲」でした。
今回「MESSAGE」ではその手法は取らず、櫻井&Salyuの中間のキーと思われます。櫻井キーを低めに設定し、Salyu側がファルセットを駆使しながら、オクターブ上の音階で歌うアプローチをとってるようです。Salyuはキーが高く、音域が広いので今回はこのやり方で成り立っているようです。
よく聴くと、サビの部分ではSalyuが3度下のハモリをやっていて、その歌唱技量に驚かされます。この二人は1コーラス、2コーラスとメイン・ボーカルを入れ替えながら、互いの主旋律に対して、それぞれがハモリを入れるというプロの技巧を披露してくれています。
演奏はライブさながらの「一発録り」に近い演奏です。バックはコバタケ率いるスタジオ・ミュージシャンの有名人ばかりなんで、一発で十分のクオリティです。例によって配信のみの販売曲です。チャリティ用って事だと思います。
まだしっかり聴けてないのですが、何か今の時代を生きて行く中で、新しい自分を発見するには、身の回りに起こる様々な事から自分にとって大切なことは何か?を伝えるメッセージがあるはずだ。というような事を唄ってるのかな?っと思って聴いています。櫻井さんは「to U」から13年経って、時代も変わり、今の時代にあったBank Bndからのメッセージを新曲を通して伝えたかったのかな?と思って聴いているところです。
聴いた人それぞれがどんなメッセージを受けとったかが楽しみです。
私もしっかり聴いて、そのメッセージを受け取れるように耳をすまします。