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Music in my life

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音楽なしには生きていけない。一生ミュージシャンの思いを綴ります。
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2018年9月の記事一覧

12thアルバム「ソングライン」に寄せて

お待たせしてしまいましたが、4年ぶりの新作アルバム「ソングライン」をリリースしました。 くるり、結成より23年目を迎えます。20年前のメジャーデビュー以降、ずっと我々を支えてくれているビクター・スピードスター・レコードからリリースされる12枚目のアルバム作品です。 制作に携わっていただいた方々、リリースに向けてお手伝いいただいた方々、そして何よりもアルバムを心待ちにしていただいていたリスナーの皆さま、心よりありがとうございます。 そして、たまたまこの作品に出会っていただ

ラジカセはもういらない

音楽の聴き方がここ数年ですっかり変わってしまった。良いのか悪いのかは分からない。私にとっては良い時代になったな思ってるところです。 だって昔よりもお金をかけなくても、好きな音楽をネットから自由に取り出して(Apple Music,Spotify,Amazon Music etc.)聴けるのは便利この上ないです。 ただ、その分ミュージシャンにとっては「受難の時代」となったと思う。新曲を聴いてもらう機会が少なくなったこと。CD等の物理媒体からの音源収入が減少したこと。 「音

若者のすべて/Bank Band

原曲はフジファブリックの曲だと最近知りました。 2005年から始まったAP BANK FES。そこでは超有名なスタジオ・ミュージシャンから構成されるバンド「Bank Band」をバックに各アーティストが歌を披露して行く。Bank BandのボーカルはMr.Childrenの櫻井さん。Bank Bandにはオリジナル曲もあるが、基本は櫻井さんが中心になって日本のミュージシャンの隠れた名曲をピックアップ。そしてBank Bandによるアレンジが施されて、現代の曲として蘇り、改めて

MESSAGE / Bank Band with Salyu

2018年のap bank fes.が終わった。今年は6年振りの「つま恋」開催。 2013年だったか、台風で中止になった事もあった。その頃、私は北海道に住んでいて、このfesに参加するのを夢見てた。 そして、ようやくチケットを手に入れ、飛行機を予約した。ライブ当日、まさかの台風上陸でfesは中止。ap bank fes始まって以来の悲劇でした。 仕方なく、東京旅行となり、北海道へ帰りました。 翌年、またap bank fes.の時期がきて、チケットを申し込むと当選。2年続