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どれだけ自分と向き合えてる?
受験勉強において
「自己理解」は最も強力な武器の一つだと私は考えています。
「どの参考書を使うか?」
「どの塾・予備校に通うか?」
「どの先生の授業を受けるか?」
こうした外部の要因も重要ですが、
最終的に合格を左右するのは
「自分をどれだけ深く理解し、適切な対策を取れるか」
ではないでしょうか?
仕事や子育てにも言えることではあります。
今回は自己理解がなぜ受験の成功に不可欠なのか、そして具体的にどのように実践すればよいのかを考えてみます。
◾️なぜ受験において自己理解が必要なのか?
受験は「自分との戦い」です。
単に暗記量を増やすだけではなく、いかに自分の弱点を分析し、克服するかがカギですよね。
例えば、同じ「数学が苦手」という人でも、
• 計算ミスが多いのか?
• 公式の理解が浅いのか?
• 解法のパターンを覚えていないのか?
• そもそも数学に対する苦手意識が強いのか?
結果には必ず原因がある。
原因が違えば、取るべき対策も変わります。
「なんとなく勉強しているけど、成績が上がらない…」という人の多くは、自己理解が不足しており、効果的な対策を打てていない可能性があります。
「英語がわからないんです…」
と聞かれて、「どこがわからないの?」と聞くと「…」
それでは何からどう手をつけたらいいかわからないですよね。
◾️自分の弱さと向き合うのは辛い
自己理解を深めるためには、自分の「弱さ」に直面しなければなりません。
これ、本当に辛いですよね。たまに逃げたくなる。
試験の結果を見て、「また失敗した」「努力が足りなかった」と落ち込むこともありますよね。
なんなら「まだ本気出してないから」と言い訳をしたくなることも…
しかし、その落ち込みを避けていては成長はむずかしいですよね。
「なぜ失敗したのか?」を冷静に分析することが、成績を伸ばす第一歩です。
「自分はこんなに頑張っているのに、まだダメなのか…」と感じるかもしれませんが、
弱点を知ること=伸びしろを知ること でもあります。
◾️そこからどう改善していくか?
「弱さ」を知るだけでは意味がありません。
そこから「どうすれば克服できるか?」を考え、行動することが大切です。
たとえば、
• 計算ミスが多いなら → 計算演習を増やす、見直しの習慣をつける
• 理解が浅いなら → 基礎に立ち返る、解説を丁寧に読む
• 集中力が続かないなら → 勉強環境を変える、短時間集中型にする
このように、具体的な改善策を立て、実行していくことが重要です。
◾️自分を変えるには「行動」が必要
自己理解を深めた後に求められるのは、「変化」です。
• これまでの勉強法を見直す
• 生活リズムを改善する
• 成長マインドセットに切り替える
こうした「行動の変化」なしに、結果は変わりません。
「このやり方ではダメだ」とわかっているのに、今までと同じことを続けていては、当然同じ結果になります。
「自分を変えること」が、成績を伸ばす唯一の方法です。
こちらの記事でも「自分・結果を変える方法」を書いています↓
https://note.com/nacoha/n/nc1feb0308ef7
◾️どこが弱点なの?
学力?メンタル?それとも意識の問題?
自己理解を深める際に大切なのは、
「どこに課題があるのか?」を明確にすることです。
• 学力の問題 → どの科目・単元が苦手か?どのレベルの問題が解けないのか?
• メンタルの問題 → 試験本番に緊張しすぎる?集中力が続かない?
• 意識の問題 → 目標が曖昧?モチベーションが低い?
原因が違えば、対策も変わります。
そう、一人一人やるべきことは違うのです。
「なんとなく不安」という状態ではなく、具体的に何が問題なのかを言語化することが大切です。
◾️振り返りをする手間を惜しまない
受験勉強は「試行錯誤」の連続です。
「勉強したのに伸びない…」と感じるときは、振り返りが足りていない可能性があります。
ただ闇雲に勉強するのではなく、
• どの勉強法が効果的だったか?
• どの勉強法は無駄だったか?
• どうすればもっと効率よく学べるか?
を常に振り返り、改善していくことが必要です。
悪かった時はきっと振り返ると思いますが、おすすめはよかった時ほど振り返りをすること!
よかった時もたまたまもあるかもしれませんが、きっと理由があるはずです。
そこを突き詰めることができれば、良い結果を継続的に出せますよね。
◾️やるべきなのは「反省」ではなく「内省」
試験の結果が悪いと、「なんでこんなミスをしたんだ…」と自分を責めてしまうこともあります。
しかし、「反省」ばかりしても、実はあまり意味がありません。
🔹 反省:過去の失敗を悔やむこと
→ 「なんでこんなミスをしたんだ…」「もっとちゃんとやればよかった…」と 過去に意識が向く。
🔹 内省:過去の経験を振り返り、未来につなげること
→ 「なぜミスをしたのか?」「どうすれば次はうまくいくか?」と 未来に意識が向く。
試験や受験に限らず「ダメだった…」で終わるのではなく、「次はどうする?」を考えることが重要です。
私も気づくとついつい反省のループにハマってしまうので、そんな時は
「…で、どうするの?」「どうひたいの?」「次の手は?」と自分に問うようにしています。
まとめ
受験勉強において、「自分を知ること」はとても大切です。
• 自分の弱点を分析し、
• それを克服するための行動を取り、
• 失敗から学び、改善していく。
このサイクルを回せる人が、最終的に合格を勝ち取っているなぁと実感しています。
試験結果を見て落ち込むことがあっても、それは「伸びしろがある」という証拠です。
自己理解を深め、自分を成長させることが、合格への最短ルートです。
「なぜ勉強するのか?」を見失いそうになったときは、一度立ち止まり、「自分はどうすれば成長できるのか?」を考えてみてくださいね。
今日もお疲れ様です。