女性の生理と仕事(ひと月の半分は調子が悪い)
百貨店の「生理バッジ」が少し前に話題になりましたね。もし私が百貨店の店員さんだったら、つける勇気はちょっとないかもしれませんが……。生理への理解が深まるという点において、新しい試み自体は有効では、と思います。賛否両論が巻き起こることで、話題が前に進むこともありますしね。
生理の話題は、自分の中でもまだ少し「タブー感」があるのか、やっぱりちょっと恥ずかしい。隠したほういい、という幼い頃からの刷り込みでしょうか。
でも、生理との付き合い方は、うまく仕事をまわすうえでも非常に大切だと思っているので、体験談を書いてみたいと思います。
「うまくいく時期」「うまくいかない時期」がある
生理前や生理中は、イライラしやすいし体調を崩しやすい――。
これは、男女関係なく多くの人が知っていることだと思います。大なり小なり仕事に影響が出ている女性は多いでしょう。
でも、そのことをはっきり自覚していない人もいるんじゃないかな? と思います。私は、出産後の20代後半で生理としっかり向き合いました(遅いほうなのかもしれませんが)。
生理前も生理中も排卵日も、調子が悪い
非常に個人差が大きいですが、私の生理前後の体調の変化はこんな感じです。
生理が明けると、逆に頭がだんだんさえてきて、すごく調子がよくなります。この時期がマックスです。めっちゃ仕事はかどります。
しかし、
です。これはすぐに終わりますが、ここから下がり調子になっていくので、「マックス調子いい!」とはおさらばです。
これらを総合して考えると、要は”1か月のうち半分程度はかなり調子が悪い”んです。めっちゃ調子がいい時期のほうが短期間。これに気づいたとき、愕然としました…。
生理後の絶好調な時期が「自分の本当の実力」と思っていた
自分は、ときどきヒステリックになってしまうな。涙がとまらないときがあるな……。と困っている人もいるかもしれません。でもそれ、「生理前・生理中なだけ」なこともあると思うんですよ。
私もそうでした。「自分は、すごく感情の波がある性格なんだ」と思っていました。でも、第1子の出産からしばらく経ってから、感情の波が少なく、とても穏やかでいられることに気づいたんです。
妊娠すると生理はとまりますが、妊娠中も出産直後の産褥期も、それはそれで体調が悪く精神的に不安定になりやすいですよね。出産してしばらく経ってから、「生理がないとこんなに楽なんだ」「生理にすごくメンタルが影響を受けていたんだ」と実感したんです。
※授乳中は生理が再開しない人が多い。
それまで、生理が終わったあとの「めっちゃ調子いい!」という時期が本当の自分の実力なんだ!と思っていたので、調子が悪いときは「どうしちゃったんだよ、自分……」とさらに自分を追い込んでいました。
でも、マックス体調悪いときとマックス調子がいいとき。これを2で割ったくらいが自分なのかな、くらいに思えるようになってからは、とても楽になりましたよ。
体調の波を把握しておけば、結構うまくいく
自分の生理スケジュールや体調の変化を把握しているかどうかはとても大きいです。生理の期間は、生理不順の人でなければあらかじめわかりますよね。
この時期に人とのトラブルを避けるように心がけたり、話すテーマを慎重に選んだりするだけで、「あの人って結構ヒステリックだからなぁ……」とヒソヒソされる確率は下がるかもしれませんよ。「今はそういう時期だから」と知っていれば、怒りも鎮めやすくなるかもしれません。
また、例えば生理前・生理中の2週間に「影響力が大きくて難しい仕事を、いつもより短期間でこなす予定を立てる」「とてもたくさん飲み会の予定を入れる」みたいな無理は禁物でしょう。パンクして職場で泣いちゃったり、「すみません、体調が悪くて」と休むことになったりするかもしれませんよ……。
そうならないためにも、
・重めの作業はできるだけ前倒ししておく
・誰かを巻き込んでサポートを受けられるようにしておく
・プライベートで無理しない
・痛み止めを用意しておく
など、対策を考えておくことが大事だと思います。
また、私もそうですが、サプリメントや食事や体の温め方などで生理関係の体調の悪化を和らげられる人もいます。アフィリエイトじゃないので自分が何をしているかは書きませんが(笑)、自分に合う方法を知っておくと安心ですよね。
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