【料理エッセイ】選挙だし、投票行って外食したんだー! Blueskyで教えてもらった荻窪・ツバキ亭の洋食が最高過ぎた
日曜日に用事があるため、期日前投票に行ってきた。まさか、このタイミングで選挙になるとは。10月ってもともとイベントが多いし、本当、勘弁してほしい。大義名分のない解散で、単に、自民党が支持率を下げる前にやってしまえって意図が露骨過ぎて、印象は最悪。
どれだけ自公は議席数を減らすのだろう。すでに合わせて過半数割れの見込みという報道も出ている。さすがに今回は仕方ない。裏金はどう考えてもアウトだし、該当議員のほとんどが政策倫理審査会にも出席しないとか、落としてくれって言っているようなものじゃないか。
まあ、うちの選挙区はミスター年金こと長妻昭がいるので、自民党の議員に勝ち目はなく、あまり影響はないんだけどね。
ぶっちゃけ自分の一票に意味があるかは怪しいところ。丸川珠代が出馬している東京7区とか、現役の大臣で落ちるかもと言われている東京9区とか、スキャンダルまみれの萩生田vs有田芳生の激しい情報戦が繰り広げられている東京24区とか、一票に重みがあるホットな選挙区が羨ましい。
とはいえ、もちろん、投票には行く。比例もあるし、会社がしたいからね。いつもながら選挙になるとモーニング娘。の『ザ☆ピ〜ス!』が頭の中に流れてしまう。都知事選のときにも同様の記事を書いたけど、こればかりは習慣だから仕方ない。
小選挙区は消去法で長妻昭に、比例は国民民主党に投票した。このあたり、いろいろな意見があることは承知しているけれど、立憲民主党のやり方がいいとは思えないんだよね。代表が野田佳彦になり、今後は変わっていくかもしれないけど、現時点ではこの前の都知事選の体たらくを踏まえ、失望の方が大きい。そうなると自分の場合は勢力的に維新か国民民主になるんだけど、大阪万博の不透明さから投票先は自動的に決まる。
最高裁判所裁判官国民審査についてはとりあえず全員にバツをつけた。それだけ言うとふざけているみたいに聞こえるかもしれないけど、わたしなりに理由はある。完全に形骸化しているにもかかわらず、毎回、予算を組んで審査をしている制度そのものに対して異議を唱えたいのだ。
1949年に始まった最高裁判所裁判官国民審査。過去、25回行われているけど、実は1人も罷免されていない。だいたい、審査するにしても情報は少なく、タイミングによっては裁判官に任命されてから判決らしい判決を出していない可能性もあるなど、ぶっちゃけ破綻しまくっている。もちろん、国民の義務として自ら調べなきゃいけないと言われたらそれまでだけど、一般人が最高裁の判決を読み込むなんて普通はやらない。マジでなんのためにやっているのか意味不明。
だから、とりあえず全員にバツをつけることにしている。そもそもマルをつけるのではなく、バツをつけるという書式が罷免されないための工夫って感じがして気に食わない。普通だったら、審査される側の方が情報を出し、それに基づいて国民がこの人に裁判官をやってほしいと指示をするのが筋だろう。冷静に、みんな、名前も顔も知らない人たちだよ。信任のしようがないじゃん。なのに、バツをつけなかったら信任したことになってしまうなんて、詐欺みたいにシステムだと常々思う。
ただ、最高裁判所裁判官国民審査の投票用紙になにかを書き込んだいる人ってほとんどいなくて、毎回、自分だけが鉛筆をシャッシャッ、シャッシャッ、シャッシャッと擦りまくるのはけっこう恥ずかしい。立会人の目が気になる。でも、論理的にこうするのが正しいと自らを言い聞かせ、しつこくバツをつけ続けている。
そんなわけで、選挙に行くと疲れるんだよね。
さあ、飯だ! 飯だ!
美味しいものを食べないとやってられない。
この前、Blueskyで同じ区に住んでいる方から鉄板焼き屋さんを教えてもらって行ってきた。そこはもう閉店してしまったけれど、他にも美味しいお店があると追加情報を頂いた。
せっかくだし、そこに行ってみることにした。荻窪の駅前にある洋食 ツバキ亭という街のレストラン。飲み屋街の2階にネオンが煌々と輝いていた。
結論、このお店、最高過ぎた!
まずメニューが豊富。ハンバーグやオムライスといったグランドメニューに加えて、毎日変わる紙のメニューにずらりと旬の料理が並んでいた。
しかも、どれも値段が安く、居酒屋感覚でおつまみをいろいろ注文することができた。
前菜にはもやしのナムル(100円!)に自家製マヨネーズを使ったポテトサラダ、シャドクイーンのビシソワーズ、アジのカルパッチョを頼んだ。どれもめちゃくちゃ美しいでしょ。
もちろん味も抜群で、ビールが一瞬でなくなってしまった。そこから白ワインを次から次へと。もうどうにも止まらない!
魚介のフライで、ホタテとカツオをもらった。ともにレア仕立て。
こんなの幸せ過ぎるって……。
特製のタルタルに、国産の山わさびに、薬味も気が利いている。もうね、当日いきなり行ったお店で、こんなハイクオリティなものが食べられるなんて感動してしまう。
肉塊も行きたくて、酢豚と看板メニューのハンバーグを注文した。この辺からは赤ワインに切り替えた。泥酔する覚悟を決めたのである。
この酢豚も潔くて好感が持てた。豚の唐揚げ2種類を黒酢ソースで和えただけ。他の具材で誤魔化すなんてことはしない。真っ直ぐに勝負していた。
ハンバーグのソースは伝説と謳っているだけあって、他にはないオリジナリティが輝いていた。特徴としては爽やかな酸味があげられる。トマトとレモンを使っているらしい。コクがあるのにさっぱりで、つい、もう一口欲しくなってしまう。
いやはや、荻窪にはよく来るんだけど、こんな最高なお店が駅前にあったなんて。教えてもらわないとわからないもんだなぁと、つくづく、ご縁に感謝感謝である。
そして、そのとき、オムライスが名物と聞いていたので、腹八分目はとうに過ぎ、もはや満腹を迎えてはいたがどうしてもスルーできなかった。
はい。優勝です。
絡んであるのがいいよね。個人的にオムライスの魅力はケチャップライフとオムレツの一体感。とろとろの卵を載せるタイプだとそれが損なわれてしまうんだよね。やっぱり、つるんと可愛いビジュアルの方がいとをかし。テンションが上がってしまう。
嬉しいのが奥にデミグラス、手前にケチャップと二つの味が楽しめること。それぞれのよさがあるから、片方を選ぶなんて無理無理無理。いけるものなら、どっちもいきたいの。
もちろん、味は完璧です。ありがとうございました。
デザートもよさそうだったけど、さすがに苦しかったので、とりあえず帰ることにした。それでも不思議なことに甘いものは食べたくなってしまう。旬の柿を頬張った。
ねっとりとした甘みが口の中に広がる。ノンカフェインの紅茶を飲みつつ、いいお店だったなぁとツバキ亭と出会いたい喜びをゆっくりと噛み締めた。
また行こう。
お陰様で好きなお店がどんどん増えていく。
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