やることリストに入っていますか?<片付けたい>

4月17日に、<話しベタですが・・・>というタイトルの本をご紹介しました。

新しい趣向の本で心を掴まれて、同シリーズの<片付けたい>を続けて読みました。本作も負けず劣らず、いえ、どちらかと言うと本作がより強く身につまされる思いでした。

<暮らしの文藝> 片付けたい


それはなぜかと言うと、片付け・整理・掃除の概念がとても広いのです!

一般的に「整理」と言うと、紙きれ、新聞紙、食品、洋服、物などが挙げられるかと思います。
本作ではそれらに加え、心のモヤモヤや思い出などが含まれて、作家の視点にただただ驚くばかりでした。

32編の中で気になった作家さんは、たくさんいます。

ジェーンスーさん(お手頃幕の内弁当のような暮らしに充足を感じます)
島崎藤村さん(白い障子)
幸田 文さん(汚くしておくのもまた楽しがる性質をみんな持っている)
松浦弥太郎さん(自分のルールを自分でつくり、アップデートしていく)
有吉玉青さん(母の存在)
向田邦子さん(タブロイド判の新聞)
小川洋子さん(思い出のリサイクル)
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その中でもこの人は絶対紹介したい人は、東海林さだおさんです!

東海林さんは会社勤めをしたことがないので、上司の気持ちがわかりません。
しかし、今回はからずも部下を1人雇うことになりました。
さて、それは人でしょうか?

部下の働きぶりを見守る中で、ヤキモキしたり、体当たりしたりと忙しい。
悶々としながら、つくづく上役は大変だなと身に沁みます。

短い文章でありますが、上司となった心情の変化を軽快に書かれた内容に引き込まれ、ふふっと笑えます。

片づけや整理と言っても人それぞれ。
世の中の人は、きれいにしたいと思いながら7割ぐらいの人が後回しにしているかと想像しますがどうでしょうか。

ちなみに、私は片付けは好きですが掃除はイマイチっていうタイプです。物は決まった場所に置いて満足しています(笑)😋

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