どんな仕事でも・・・ <仕事の小さな幸福>
またまた読書の感想です😊
今回は、木村俊介さんが活躍されている方に“仕事への考え方”を
インタビューした本をご紹介します!
一つひとつの言葉を大事に拾っていくシンプルに
まとめられています。
インタビューした方は、池井戸潤さん、角田光代さん、
新海誠さんを始めとする総勢18名ですが
その中で、きたみりゅうじさんと津村記久子さんについて記します。
・イラストレーター、漫画家の きたみりゅうじさん
きたみさんは、以下のように語っています。
みんなそもそも何かが「できない」んじゃなくて
何かを「していない」だけなんですよね。
(略)
何をしていても、人がうらやましがろうか、
そうでなかろうが 自分が楽しけりゃいいんだ」
結局、人はなんだかんだ言うので、そのことに捉われずに
自分が楽しい気持ちでいることが大切なのかと思いました。
・ 小説家の津村記久子さん
津村さんの言葉も、きたみさんに似ているかもしれません。
誰でもそうでしょうけど、職場って腹立つことならいくらでもあるし、
地位やスキルがないと駄目やといつも強制的に考えを植え込まれるような
場所でもあるけど、どんな仕事でも、向いていればお金や地位とかじゃない
楽しみがあるんやな、と。
(津村さんは大阪出身なのですね^^)
また、津村さんはかつて勤めていた会社で報告書の製本を綴じる作業が
綺麗にできたときにほめられることが嬉しく、面白さを感じていたとのこと。
その時の自分の満足度を高める経験が後に小説に生かされているようです。
と言うのは、津村さんは小説の登場人物に強い負荷を与えていますが、
実はそこから立ち直る姿を見たいため、であると語っています。
ちっちゃな立ち直りで現実を肯定できるものを書けたら、という想い。
大きな仕事でやりがいを感じることがあるでしょう。
一方、小さいと思われるようなことでも、達成感を味わい、
日々を過ごすことがあるかもしれません。
それぞれ、いろいろな考え方があっていいし、
いろいろな考え方を認められる人でいたいなぁと感じました。
書き続ける楽しみを感じています、その想いが伝われば嬉しいです~