新しい読書友のオススメ本は「午前3時」でした!<午前3時の無法地帯>
「思い立ったら動いてしまうで賞」があったら、私はすぐエントリーしたいと思うのは、私の中で妙なセンサーが起動して、不思議な出会いを引き寄せることがよくあるのです。
先日もお昼休みにこんなことがありました。
会社の廊下でたまにすれ違う挨拶程度の人と会社近くにある大きな本屋さんの出口で偶然一緒になりました。軽く会釈をしようとしたところ、体が勝手に反応して私は「本が好きですか?」と声をかけたのです。
その方はいきなり話しかけられたことに一瞬驚いていましたが、「本が好きというよりかたマンガね」と返してくれました。元々は好きですが、最近はマンガから離れていた私は、「マンガは読み始めると止まらなくなりますね。でも、読んでいる時間は至福ですね」と言うと、「そうなのよー」と共感してくれ、会社への帰り道は花が咲いたように話が盛り上がりました。
「マンガが好きということは今まで誰にも言っていなかったけれど、なぜだかあの時に声をかけられて言ってしまったのね」とちょっぴり恥ずかしそうでもあり嬉しそうに後日オススメ本を貸してくれたのが、ねぬようこさんの「午前3時の無法地帯」(全3巻)です。
デザイン会社に就職した七瀬ももこちゃん。その職場はパチンコ専門のデザイン会社で納品が間に合わず泊まることもしばしば、営業担当者からは厳しい指摘、職場での喫煙は当たり前の環境で今にも逃げ出したい思いを救ったのは職場の仲間と同じビルで働いている多賀谷という男性。
加賀谷の登場前からももこの行動はわかりやすかったですが、より女性らしく、より仕事に邁進していく姿がやわらかいタッチで描かれています。やわらかいタッチで衝撃的なことは起こりそうもなさそうと思っていたのは思い違いで恋愛にとって耳を疑うような事実をももこは知ることになり。。。
2008年に発売された頃はこのような厳しい働き方が多かったかなと振り返りつつ、職場での人間関係に懐かしい温かさも感じます。
「ももこの物語はあっという間に読み終わって寂しいです。」と借りた本をお返ししたら、「ももこの後輩の続編を貸してあげる」と翌日、「午前3時の危険地帯」(全4巻)を渡してくれました。
数冊まとめて持ってきてくれることに感謝し、読み終えた後に感想を言い合うのが今の至福の時。
身近に、しかも同じ会社に読書友がいるっていいですねえ。🤗🌺
書き続ける楽しみを感じています、その想いが伝われば嬉しいです~