覚醒した人のスピーチ! <末ながく、お幸せに>
結婚式のスピーチを頼まれるとドキドキする。何を話せばいい?エピソードは何がいい?うーん、考えると胃が痛い。でも一生懸命考えなくちゃ、とスピーチした時のことを思い出しました。
本作は、主に結婚式のスピーチを介して新郎新婦にお祝いメッセージを贈る趣向で構成され、そのスピーチの内容に心が打たれます!それは、心残りがあった自分の気持ちをこの機会に、感謝の想いを込めながら赤裸々のように述べているからです。
伝えたい、伝えなくてはいけないという想いは、時に、強く、熱く、切なくなります。その響きに、新郎新婦のみならずその場にいる人たちも、そういうこともあったのか、自分もそのような想いはなかったかと。はっとさせられるのです。
特に第1話の新婦の友人である愛弥が、かつて高校時代に新婦に抱いていた憤りの感情を詫び、今になって新婦の思いやりに気がついたことを正直に話す場面。現在、仕事を続けるか悩んでいる際に、ばったり新婦に会ってウェディングドレス作りを依頼されたこと。
偶然出会ったの? それともずっと私のことを見守ってくれた?
新婦の想いに覚醒した愛弥のスピーチをぜひ読んでいただきたいです。
💕😇
いいなと思ったら応援しよう!
書き続ける楽しみを感じています、その想いが伝われば嬉しいです~