鋭い観察眼とたくましい実体験!<交通誘導員ヨレヨレ日記>
交通誘導員ヨレヨレ日記 著者:柏耕一さん
表紙から見てどんな高齢者が書いていると思ったら、
出版編集、ライターの傍ら警備員をしている方の経験談。
ご自身の内情も絡み合って記され、かつ日記形式で読みやすい。
人にはそれぞれ事情があり、著者も訳あって2年半働いているが
許しがたい人や関係者との軋轢を経験している。
それでも、ここまで続けられたのはコミュニケーション能力の高さと
著者が言うたくましさだと思う。
加えて、忘れてはいけないのが奥さまの叱咤激励。(とっても大事)
職業の良し悪しではなく、どんな仕事も精一杯やることとエールを贈られたよう。さわやかな読後感だった!
追記:長岡花火大会での警備の裏側、フェニックスに目を奪われずに
という件もなるほどと頷けた。
書き続ける楽しみを感じています、その想いが伝われば嬉しいです~