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gucchon
興味を持って問いを持てる仕事へ <わたしは銭湯ペンキ絵師>
今回も素敵な本と出会いました!😇
先週ぐらいでしょうか、新聞に紹介されていた文面を読み、
このような想いになった原動力はなにかと知りたいと思いました。
それは、銭湯ペンキ絵師として活躍されている田中みずきさん著者の
「わたしは銭湯ペンキ絵師」です。
田中さんは幼少の頃から絵に惹かれて自分で描き始め、
次第に絵画に興味を湧き始めます。
そして、予備校時代、大学で美術を学び中島盛夫氏に
弟子入りすることが順を追って記されています。
田中さんは会社員を退職して、ライターをされていた時期があったそうで
文章に無駄はなく、読み手にすっと想いが伝わってきます。
本人直筆のイラスト?!と、ペンキ絵を描いた
銭湯の紹介、また驚きの新婚生活の実態も含まれていて和みます。
一方、銭湯が年々減少していく中での銭湯ペンキ絵師という職業、
女性職人の妊娠出産や働き方にも触れられ、
ご自身の経験を踏まえた上で現状と今後の思いも詳しく述べています。
現在もPRなど工夫されていますが、
十年後の時代の変化を私は読み切ることが
できない。(略)
その中で頼りにできるのは、自分を含めて人間が何を求めているのかを
探っていくことに他ならないと思う。
という言葉には重みがあります。
「興味を持って問いを持てる仕事」に進んだ田中さんから
わたしたちへの提言でもあるかと思いました。
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