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ブラックな心の声の正体を見る
こんにちは、心理士のなべたです。
どんなに避けようとしても、何度もささやいてくるマイナス思考や、過去の記憶はありませんか?
それはあなたを苦しめ、怒りや悲しみといった強い感情を湧き立たせるものです。
この記事ではそんなマインドとの付き合い方を紹介します。
マインドについては以下の記事をどうぞ。
ブラックなマインド
あなたを不快な気持ちにさせる思考をここでは「ブラックなマインド」と呼ぶとします。
あなたはそのマインドにとらわれて、気づかないうちにその着ぐるみを着込んでしまっているのです。
あなたはそれと戦う必要はありません。
追い出す必要もありません。
着ぐるみを脱いでその姿を確認し、名前をつけるだけで十分です。
そうすることで「これはマインドであって自分ではない」と気づくきっかけになるのです。
ブラックなマインドの正体を見る
ブラックなマインドはどんなもの?
あなたを不快な気持ちにしているマインドはどんなものでしょうか。
それは言葉か、記憶のような映像か、音声か、音の大きさはどんなものか、色はどんな色なのでしょうか。
具体的に紙に書いてみる
その思考をよく観察してみてください。
浮かんでくる具体的な声、言葉、エピソードなどをノートに書いていきましょう。
映像であれば浮かんできたものを描いてみましょう。
例えば「私は何をやってもダメ」という言葉が頭に浮かんだら、『「私は何をやってもダメだ」という声が聞こえる』というように書きます。
ブラックなマインドに名前をつける
そのマインドに名前をつけてみましょう。
名前があると、次にそのマインドが現れたときに「あっ、○○がやってきた」と思えるので、マインドにとらわれにくくなります。
名前は単純に「苦痛」「マイナス思考」「あの記憶」などでも大丈夫ですし、もっとポップな名前でもいいです。
不快な気持ちが残っていても問題ない
この記事で紹介したことは、不快な気持ちにさせるマインドの存在に気づき、洗い出し、それを客観的に見つめる練習です。
その過程はつらいことも多く、言葉や絵にする精神的な負担感もあります。
「やってみたけど気持ちは軽くならない」「つらい気持ちがよみがえった」ということもあるでしょう。
ここで大切なのは、不安や不快感を消すための練習ではなく、あくまで役に立たない思考や感情と自分を切り離す作業ということです。
それでも練習を続けるうちに「ブラックなマインド」がどんなに悪質なヤジを飛ばしたところで、聞き流せるようになり、不快感も減ってくることも多いです。
そのときをゆっくりと待つ姿勢でのぞみましょう。
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