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困った感情にも居場所はあるはず

こんにちは、心理士のなべたです。

怒りや不安、絶望感など、大きな感情に突然襲われる。

このようなことは誰しもが経験したことがあると思います。

その感情を消そうとしてもなかなか消えずに、ずっと悩まされることもあるでしょう。

この記事では、自分の感情との向き合い方をご紹介します。

参考にした書籍はこちらです。


感情に油をそそがない

まず、お伝えしたいのは、感情を止めることはできないということです。

だからといって、イヤな感情に油をそそいで、さらに大きな炎にする必要はありません。

感情の「油」になるのは、自分の頭に浮かぶこんな声です。

「こんな気持ちになった原因はなんだ?」
「私が悪いのかな」
「怒っちゃダメ、落ち着こう」

考えれば考えるほど感情は激しくなります。

大事なことは感情に居場所をつくること。

そのためには、感情による体の変化に観察の目を向けましょう。

体の変化を観察してみる

1.体のなかで不快な部分はどこ?

全身をスキャンするようにして、体のなかで不快になっている部分に気づきましょう。

血液はどう流れている?体温は?体のどこに力が入った?

激しい感情によって体がどう変化したか、「今」の自分の状態を丁寧に観察していきましょう。

2.自分の体を実感する

意識を自分の体に戻しましょう。

ここで大事なことは呼吸です。

息を全部吐いたら、ゆっくりと呼吸します。

手をにぎったり、両足を地面に押しつけたりしましょう。

痛みを感じる部分に手を当てることもいい方法です。

3.安心できる場所に移動する

体とつながることができたら、場所ともつながりましょう。

あなたが一番安心できる場所に移動して、水やお茶を飲むのがおすすめです。

今まさに感情とケンカが起きそうなときほど、その場を離れることが大切になります。

どんな感情でも認めてあげる

激しい感情があるときほど、感情そのものには手をふれないようにしましょう。

その代わり、体に目を向けるのです。

感情によってどんな変化が起きているかを観察したら、その部分に息を吹き込んであげるようなつもりで呼吸をしましょう。

呼吸は、感情の嵐がおさまるまで、意識的に呼吸することがおすすめです。

もう一つ大事なことは、どんな感情が湧いてきたとしても、それを認めてあげることです。

「怒っちゃダメだ」「涙なんて恥ずかしい」と思わず、「そのままでいい」「いて、いいんだよ」と許してあげましょう。

感情は悪者じゃないのです。

感情的に行動してしまうことがよくないだけなのです。


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心理士なべた
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