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心の声から距離をとる練習をしよう

こんにちは、心理士のなべたです。

僕たちにとって、あれこれ考えることは日常的なことです。

まるで呼吸をすることと同じようなので、考えているかどうかも気づかないこともあります。

そのため、知らず知らずのうちに自分の心の声に支配され、行動してしまっていることもあります。

この記事では、自分の心の声、頭に浮かんだ考えに支配されないために「心の声を聴く」という方法を紹介します。

心の声に支配されてしまうデメリットについてはこちらの記事をどうぞ。


自分の思考を観察する

まず、自分の思考を「観察」してみましょう。

橋の上に立って、流れる川をただ見下ろしているイメージです。

川には葉っぱのように、いろいろな思考が流れてきますが、それを追いかけることはせず、ずっと川の水面を見つめているようにしてみましょう。

思考を観察する方法

1.目をつぶって3分間座ってみましょう

誰もいない部屋でテレビや音楽を消して、ゆっくりと呼吸をしましょう。

思考を観察するためには静かな環境であることが大事です。

タイマーを3~5分間程度にセットしたら、ゆっくりと呼吸します。

自分の呼吸だけに意識を集中するようにしましょう。

2.頭に思考や言葉が浮かんでくる

何も考えないようにしようと思っても、頭のなかにはさまざまな思考や言葉が浮かんでくるものです。

「晩ご飯は何にしようかな」「今日やることは何だっけ」など。

それらは川面を流れる葉っぱのようなもの。

「こういう思考が流れてきたな」と眺めるだけにして、とらわれないことが大切です。

3.言葉や思考にとらわれず呼吸に集中する

何か一つの思考にとらわれそうになったら、意識を呼吸に戻します。

そして、ゆっくりと息を吸います。

ここでは「思考にとらわれてしまった」と気づき、そのつど呼吸に集中することを繰り返していきましょう。

思考に飲み込まれたことに気づく

「何も考えないようにしよう」といくら思っても、考えないでいられるほど、僕たちの思考は甘くありません。

しかし、思考を止めることはできませんが、その思考にとらわれないでいることは可能です。

思考は川の流れのようなに移り変わるものだからです。

頭に浮かんだ思考に気づいたら、意識を呼吸に戻してみましょう。

はじめは「なんかうまくいかないな」と思ったり「やってもあまり効果がないな」と感じたりするかもしれません。

でも最初のうちは当たり前のことです。

それでも続けているうちにコツがわかり、「ああそういうことか」とわかってくると思います。

まずは試してみましょう。

そしてそのとき、自分の気持ちがどのように変わるのかをつぶさに観察してみましょう。


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心理士なべた
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