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【JICA海外協力隊】122/730日目「協調性と自己主張に挟まれる」

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こんにちは。JICA海外協力隊 2024-1次隊のなべみです。

本日もなべみの記事にアクセスしていただきありがとうございます。


今日も引き続き社員研修に参加しています。

研修だけで見れば今日が実質最終日(実際に任地へ帰るのは明日)。

今日は午前中、組織のいい点、改善点、来年の目標を個人で書き出し、それぞれ書き出した内容をグループでまとめ、発表しました。

各個人で研修前に行った心理テストの結果を元に、組織全体の特徴分析、改善に向けたアクションポイントを話し合うセッションも。

おそらく日本の会社でやるような社員研修と似た感じですね。


ただその一方で日本企業の研修ではやらないようなことももちろんあります。

例えばおやつ休憩タイム。

マラウイではこのようなイベントや会議をやる際には、必ず朝食と昼食の間、昼食と夕食の間におやつ休憩の時間があります。だいたい30分くらい。

ここで出てくるおやつはリフレッシュメントと呼ばれます。

おやつの例は、マンダシと呼ばれる揚げドーナツや、サモサと呼ばれる野菜や肉を餃子の皮のようなもので包んで揚げたもの、フルーツなど。

さらにはチキンや牛肉、フライドポテトなど「おやつではなくおかずでは?」と言いたくなるような物が出されることも。ここまでくるとおやつの概念がわからなくなります。

好きな物を好きなだけ取っていくビュッフェスタイルです。

リフレッシュメントは会場となるホテルで準備され、コーヒーや紅茶、ジュースなども準備されます。


昨日午後のリフレッシュメント。100%マンゴージュースとスイカ、フライドポテト、チキンの揚げ物、牛肉、チーズを極限まで焼いたようななんちゃってピザを取りました。


さて今回は、今日の研修で気づいたこと、学んだことを書いていこうと思います。

今日も最後までお付き合いいただけると嬉しいです。



研修中のグループワーク

今回の研修では、グループワークに取り組むことが多かったように思います。

十数人ほどのチームにまとまって話し合ったり、座っている丸いテーブルの人たちと一緒にワークに取り組んだり。

そこで感じたのは、日本人同士でグループワークをする時よりも今回の研修の方が、個人の意見同士がぶつかり合っているような印象でした。

日本人同士のグループワークは、協調性が一番に出てくるように思います。

まずはグループワークの進め方をみんなで一緒に決め、一つ一つ意見を着実に出していき、みんなで一つ一つゆっくり聞き、一緒になってまとめていくやり方。私の思う日本型グループワークってこんな感じ。


一方で今回経験したグループワークは、グループワークの進め方についてまず個々の意見が一度にたくさん出てきました。

みんな一緒に違うことを一斉に話します。

そんな同僚たちを見てなべみはちょっとびっくり。

「えーちょっと待って。そんなに一度に話したらまとまらないって〜」

何よりも一度に話すと一人一人の話を聞き取るのが難しい。

最終的にはなぜかちゃんと一つの方法で進めていく方向でまとまり(最初あんなにみんな違うこと話していたのに凄すぎる)、話し合いはそのまま順調に進んでいきました。

日本型のグループワークに慣れているなべみからしたら、今回経験したグループワークは初めてのタイプで、戸惑いと難しさを感じました。


協調性を大切にする日本文化

なべみが今まで生きてきた日本での文化。

会社内でグループになって何か話し合いをする時は、とにかくグループ内の調和を保つことが大事だと思ってきました。

自分の意見よりも周囲の意見・周囲の合意。

これを日本文化と一括りに決めつけるのは良くないのかもしれません。

しかし、いかに輪を乱さずにいいアイデアを出せるか、いかに周囲との調和を保ちながら出てきた意見をまとめられるかは、日本におけるグループディスカッションでは最も大事なことのように思います。

しかも若手ならば尚更自分の意見を前に押し出すことが難しい。

ですがこれは良い悪いの問題ではなく、日本は協調性を大切にする社会である、ということが言いたいだけ。


自己主張しないと生き残れない世界

一方で私が今いる世界は「自己主張しないと生き残れない世界」のように思います。

特に国際機関って自分の意見や考えを前へ前へ押し出していくことが求められているのでは、と今回の研修を通して感じました。

とにかく意見を言って他者との差別化をしていかないと、大多数に埋もれてしまう。

そういう意味で、なべみは日本の企業文化と真反対の世界に置かれているような気がしています。

これまでの自分の経験とは全く違う環境に戸惑いながらも、自己主張をしていく世界で生きる術を見つけていくしかない。

これはJICAボランティアだからとかそういうことではなく、国際機関にいる者としての責任。

1年後にはちゃんと自分の思いを発信できるようになってるかな。

日々訓練。


あとがき

本日もお読みいただきありがとうございました。

今回は、協調性と自己主張の狭間にいるなべみの気持ちを綴ってみました。

今回のようなグループワークを通して、これからは何かしらの発言を通してその場に自分の存在を残していけるようになりたいと思っています。

ただ、ちょっと思うこととしては、今は意見を言う時期じゃないだけなのかもしれない。

私はまだ組織のことをあまりわかっていない。

そんな立場でいろんなことを口出ししたり意見を言ったりするのはまだ早いのかもしれない。

だから何も言わずに黙っているのはある。

まだまだ道半ばですが、組織のためにも自分のためにも、これからも協調性を保つこと、自己主張をすることのバランスをうまくとっていきたいと思っています。


では本日はここまで。

いつもなべみの記事をお読みいただきありがとうございます。

また明日お会いしましょ〜👋👋👋





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