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📕35 いまを謳歌する生き方
『あり金は全部使え』
〜貯めるバカほど貧しくなる〜
著者
堀江貴文
1972年福岡県生まれ。実業家。
近著に『ゼロ』『多動力』『本音で生きる』など。
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📕内容📕
貯金が美徳というのは間違った考え方。あり金は全部使え。「貯金信仰」を捨てろ。ホリエモン流のお金の使い方、考え方について書かれている。
読了日
9/26
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🍀言葉🍀
死ぬとき直面するのは、使った後悔より使わなかった後悔だ。いまという時間を楽しみ尽くし、後悔のない人生を送るためにお金の活力を信じて、好きなだけ使ってしまおう。
いまを楽しみ、気持ちのおもむくまま、自分の世界を拡大していこう。突き抜けた者だけが、向こうの景色を見られる。
お金よりはるかに貴重なもの、それは時間だ。
時間こそが価値を、成功を、幸福を生む。
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💫1%のかけら💫
本書のはじめでは、イソップ物語の『アリとキリギリス』について触れている。
夏の間にコツコツ働き、充分な蓄えを準備したアリが生き延び、蓄えずに遊んでいたキリギリスは飢え死にする。
そういう戒めを込めた物語。
その物語の影響かどうかはわからないが、僕たちは「貯金信仰」に捉われている。
将来のため、非常事態のために貯めておく人が多い。
そのため、預金通帳の残高が多くあれば安心し、その数字を増やすことが幸福につながると。
つまり、アリのように生きることが美徳だと信じている。
しかし、お金は本来使うべきもの。
お金を使ってあらゆる経験、出会い、興奮、体験を積み重ねる、そして、自らの価値を上げるべきだと著者は訴えている。
ただし、タイトルのように『あり金を全部使え!』というわけではない。
自分にとって本当に必要なこと=自己投資には金をかけるべき。何にお金を使うのかは自分で考えなければならない。
お金を貯める。確かに大事なこと。
将来のために、子供の教育資金、非常事態になったとき、貯金があればそこからやりくりをし、生活できることだろう。
でも、その貯めたお金で自分自身を磨くための自己投資をしてもいいのではないだろうか。
一度っきりの人生なのだから、色々な経験、体験、出会い、興奮を積み重ねるためならお金を使ってもいいような気もする。
貯金だけが全てではない。
お金を使うことで自身の価値を高めることも大切なんじゃないかな。
それに、お金は失っても稼げば手に入るもの。
でも、失った時間は二度と返ってこない。