「GE帝国盛衰史」を読む33ー企業文化とIT化ー
「第37章プログラマー募集」(451字)
GEデジタルはGEをソフトウェアの大企業にするという公約を果たせずにいた。日々得られる膨大なデータを分析するソフトウェアは一朝一夕にはできなかった。
しかしイメルトは他のソフトウェア企業との連携は一蹴した。自分達でソフトウェアを作りたかった。宝の山のデータがあるのに、なぜ利益の一部をITソフトウェア企業に分け渡さないといけないのだ、という考えだった。
一方でGEデジタルの経費は右肩上がりで、2016年には50億ドルに達しつつあった。他の事業から見ても巨額だった。
産業機械のiot化を行い、全世界で稼働する機械のデータをリアルタイムで監視し、市場動向変化や機械のメンテナンス最適解などに活かすという意味ではコマツが有名だが、言うほど簡単ではなかったと思う。
GEほどの企業であれば協業できる企業は山程あったはずで、餅は餅屋に任せるという日本のことわざがあるのだが、、。
これと似たような話は今はやりのDXでも起きていそうだ、、。もちろん餅屋に任せればうまく行くわけではないが、、。
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