女と男は全く違う生き物
名前を見ただけでわかる。
色なんてないはずの名前が、何故か全く色褪せて見えた。
初めは関心なんて全くなかった。むしろ煩わしささえ感じていていたのに。体が覚えると心もいつの間にか連動してしまうらしい。
きっと女は交わることで一途にその相手の子供を育てるために、その相手に没頭する作りになったのではないか。
対して男は種をたくさん蒔いて子孫繁栄を目指すべく、移り気でむしろ目的を達成してからは特定の相手に縛られることを恐れたのだろうか。
しかし、進化心理学では一夫一妻制である方が手厚く子育てすることができ、子孫繁栄に繋がることから、人類は一夫一妻制になっていったと述べられている。だが、本能はそこまで追い付いていないということなのだろうか。より多くの種を蒔こうとする傾向は恐らく古代から変わっていない。これは生まれながらに遺伝子に刻まれたシステムなのだろうか。
人間には心があるから厄介なのである。
他の動物にも見えないだけで人間と同じように恋をしたりする心があるのかもしれないが、脳が人間ほどは発達していないことから同じような苦悩や葛藤がないものと思われる。
知りたくはなかったそんなことまで。
知るということは素晴らしい。同時に恐ろしい。
一度知ってしまったことは知らなかった頃にはもどれない。
知りたくなかったことまで知れてしまうから、知ってしまったことで生まれた苦しみから逃れるために、更に知ろうとする。でも確実な処方箋なんてないから。
知って苦しんでまた知ろうとして苦しんで…
終わりが見えない。
いたちごっこもいいとこである。
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