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ASD境界知能 普通の子と同じように生きていけるのか

先日受けた発達検査の結果、長男は軽度知的障害から境界知能になった。IQが上がったのは喜ばしい。しかし、普通の子と同じように生きていかなければならなくなってしまったのだ。

今まで軽度知的障害だったので、あまり境界知能について調べてこなかった。まだ調べ始めたばかりだが、長男は境界知能に加え自閉症スペクトラム、なかなか険しい道が待っているのではないかという気がしてきた。

このままIQが下がることかなければ、小学校・中学校は支援級情緒クラス、高校は通常の高校に進むことになるのだと思う。

中学校まではなんとなく想像がつく。
高校以降…長男の居場所がイメージできない。全日制高校、私立高校、通信制高校…うーん、どこなんだろう。まだ、小学校にも入学していないのだからイメージできないのも当然なのだけど。

意外と勉強は得意だったとか、服薬をすることになったら長男が抱える困りごとが解消されたとか、自閉症スペクトラムの覚醒が起こるとか…今の長男からは想像できない少年になる可能性もある。

初めて発達検査を受ける前のしんどかった時期と似ている。考えれば考えるほど苦しい。でも、考えられずにはいられない。どんな道を歩んでいくことになるのか知りたい。誰か教えて欲しい。苦しい。


今日は長男と映画館でモアナと伝説の海2を観てきた。金曜ロードショーで観てから大好きなモアナ。

上映中じっとしていられるよう、Lサイズのポップコーンを購入した。中盤まではこの作戦がうまくいっていたのだが、ポップコーンがなくなると椅子から降りたり、大きな声で歌い始めた。幸い、音量MAXなシーンで、気づいている人はいない様子だった。

エンドロールになると、「もう終わった?」「お家に帰る?」としつこく聞いてきた。そろそろ長男の限界が近づいている。お昼寝もしていないし、癇癪や歩きたくないとなったら大変だ。

スクリーンを出ると、開放感からか急に舞い始めた。また、子どもを見つけるとじーっと見つめたり、よく分からない言葉で話しかけた。

長男はまだ子ども感があるからか、その子の親は「映画楽しかったんだね〜!」なんて言ってくれたけど、子どもは少し引いているように感じた。もう少し身体が大きくなっても同じようなことをしていれば距離を取られるだろう。

やっぱり、“ちょっと変わっている子”と思われている雰囲気が周りに漂っている気がした。私は心がギュッと締め付けられて、涙が溢れないように必死だった。

そんな長男が普通の子と同じように生きていけるのか。生きていかなければいけないのだけど、周りの理解がなければ険しい道であることは間違いない。

私はただただ長男に幸せでいて欲しいんです。
神様、どうか長男をお守りください。

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