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児童精神科からの発達検査結果報告書
長男は4歳のときに児童精神科で発達検査を受
け、軽度知的障害を伴う自閉症スペクトラムと診断を受けました。
その約1年後、就学前最後の発達検査を受けた結果、軽度知的障害から境界知能になりました。
検査結果を文書でいただける(有料1100円)とのことでお願いしていました。検査内容が少しわかってしまう可能性があるため、知りたくない方は見ないようにしてください。
実施結果
田中ビネーⅤ
IQ 77
生活年齢:5歳5ヶ月
精神年齢:4歳2ヶ月
検査時の様子
着席して指示に従おうとしていました。4歳の頃の検査時よりも行動が落ち着いていました。
ただし、検査道具が提示されると指示通りではなく自由に触ってしまうことや、急に離席してすぐ戻ることもありました。
終わりまでの課題数を提示していると最後まで取り組むことができました。
検査結果
IQは年齢水準よりも1年程度低めの数値でした。上記のように自由な反応で不合格になった課題もあったため、実際の能力はもう少し高い可能性もあります。
模写
鉛筆で書くことが得意で「三角形模写」に合格し、「ひし形」もそれらしい形で書くことはできました(少しバランスが悪くなって不合格でした)。文字の読み書きもいくらか可能とのことでした。
ひもとおし
ビーズでの「ひもとおし」なども時間超過にはなりましたが、見本通りの模倣は上手にできて模倣能力も向上しています。ただし、完成すると立ってひもを振り回していました。
その他の課題でも一旦は指示通りにやりながらも途中から自由にしてしまうなど、物を手にすると衝動的でした。
言葉
言葉の課題では、「短文」を復唱する課題は集中できれば正しく聞き取ることができていました。また、「位置を表す言葉」の理解は「上」「中」などは可で、「となり」「下」などはまだ不完全でした。「物の異同」「性別」などの理解もできています。対義語は「甘いからい」「明るい暗い」「重い軽い」「暑い寒い」などの理解はまだできていないようでした。
また、「〇〇のときはどうしますか?」といった質問に対しては「もういいかな」「行ってない」「していない」などの回答になり、想定された質問であるとの理解が不十分で文章でやり取りする力はまだ弱いようでした。
数
「数」の理解力も伸びており、落ち着いて数えることができれば6個や10個の理解ができているようです。
総評
総じて、答えや見本がはっきりしていることや数・文字などは得意でしょう。語彙量や文章理解力はまだ低いようです。
大人の指示に従おうとする力も伸びていますが、衝動コントロールはまだ難しくマイペースな言動をしやすいため、数字や文字などを用いてシンプルに伝える、見本や順番を分かりやすく提示しておく、1回の課題量を調整してできていることを褒める、といった支援が大切でしょう。
さいごに
文書作成は有料とのことで少し悩みましたが、お願いして本当によかったです!特に総評、長男の得意不得意、どのような支援をすればいいのかがよく分かりました。
就学に向けていろいろと調べているのですが、子どもの様子や関わり方について知っておいてほしい情報をまとめたサポートブックを作って、小学校の先生と共有したりするそう。今回の内容はサポートブックに書いておきたいなと思いました。
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