今日はずる休み
今週あたまから朝夕咳をしていた長男が、昨日とうとう体調を崩したようで小学校を休んだのだが、小学校を休むと決まった瞬間から元気をとりもどし、午後にはすっかり本調子になった。
昼前にたまらず、
「ねえねえ、なんだか元気じゃない・・・?」
と指摘したところ、
「実はちょっとずる休みだったんだよね」
とのこと。小学生になってから毎日、本当にがんばって学校に行っていることを知っているので、やや得意そうににししと笑うのを叱っていいものかどうかわからない。
たまにはいいのか。いい・・・のか?
しかしまる一日、愛に飢えた大型犬のようにまとわりついてくるのにはまいった。おかげで昨日は散歩も買い出しもできず、仕事も考える系の作業はできず、15時にはパソコンを閉じて、エアコンをつけて涼やかな寝室で二人並んでごろごろした。
自然光だけのほの明るい部屋で、けだるくてちょっと眠い。
通りの下校途中の子どもたちの声がかすかに聞こえた。
長男は夫のSwitchを持ち出してマイクラをして、その横でわたしは読みかけの古賀及子さんの『ちょっと踊ったりすぐにかけだす』を読むなどした。
多幸感がすごかった。
これがずる休みというものか。
夜もさっさと寝室へ。
寝ている子どもらは、思っていたよりも大きい。
そんな子どもたちの間にはさまって寝た。とちゅう、次男がむちむちの腕をわたしの首にまわしてくれたので、彼の長いまつげとぷりっとした唇を眺め、おでことおでこをくっつけながら眠った。