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ちょい読み 2025/ 2/21(追記あり)
・ 『発達障害「グレーゾーン」』 岡田尊司 著(SB新書 2022)
【千夜千冊・以外】153 /222 頁
発達障害だけよりも、「発達障害手前+他の要因」の方が、
分かってもらえないだけにしんどいかもしれない、という見解。
私が青年期の時は、神経症でしたが、
いっそ精神分裂病(現・統合失調症)になった方が良いかも、
という浅い考えがありました。
神経症をグレーゾーンと例えました。
精神分裂病のしんどさを知らないから、考えたことです。
私は生きづらい思いをもって生きてきたけれど、
そういった人が増えているのかもしれない、と感じる。
岡田尊司さんの本は読みやすく、私としては相性が良いので、
10冊程度は読んできている。
自分の生きづらさを見つけられるかもしれない。
言語理解が高い人はこだわりやすい
こだわりの強さとか執着傾向といったものは、
なかなか数量的に把握するのが難しいと言える。
何か目安になる指標はないだろうか。
筆者が注目しているのは、発達検査で調べることができる
「言語理解」と「知覚統合(知覚推理)」の比率だ。
言語理解が高く、それに比べて知覚統合(知覚推理)が低い傾向があると、自閉スペクトラム指数(AQ)のなかの、
「注意の切り換え」の困難さを示すスコアが高い傾向を示す。
その相関は0.4程度と、強い相関とまではいかないが、
ある程度の結びつきを示している。
(・・・)
とらわれから脱出するためには?
逆に言えば、
こだわりすぎるのを脱出するためには、言葉で考えすぎるのをやめて、
イメージや身体感覚を活性化したり楽しんだりする取り組みを増やすとよい
ものごとを図式化して考える知覚統合の能力は、
ものごとのベースにある構造や関係を把握する能力でもある。
(・・・)
知覚統合の弱い人は、自分の不満や嘆きにとらわれ続け、
その背景にある問題に気付きにくい
でも、おそらくは、noteに書かれている人らは、
生きづらさから脱しているか、脱しつつあるか、なのかもしれない。
勿論、生きづらさと無関係な人らが多数いる。
・ 『読めない人が「読む」世界』 マシュー・ルベリー 著
ー 読むことの多様性 ー 片桐晶 訳(原書房 2024)
【千夜千冊・以外】 189 / 283 頁
今まで読めていたのに、読めなくなることがある、らしい。
失読症。脳が、なんらかの危機的状態に陥れば、
誰にでもありうる。そんな心配をしても仕方がない。
そういった心配事を考えれば、たくさん出てくる。
今、本を読めることに感謝したい。
この本を読んでいる時に、眠気に誘われたとしても。
ひとそれぞれの癖があり、症状があり、
本の読み方も様々だろう。
自分の現状に折り合いをつけて、読むだけだし、
生きていくしかない。
本とは関係ない話。
昨日、自分が自分を閉じ込めている事を考えた。
私は、理由の分からない「怒り」を抱えながら生きてきたのだが、
「怒り」を封じるため、「内面から突き上がってくる力」も封じたのだ。
それで無気力になったかもしれないのだが。
理性がないと、社会生活が成り立たないが、
理性が強すぎると、本来の自分を縮こませてしまうような気がする。
ありのままで生きられるわけじゃないけど、
なるべくありのままの自然体になれればいい。
外界と内界のバランスになりましょうか。