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国民年金・国民年金基金の全知“前納”
うちの奥さんは、国民年金の第一号被保険者なんです。第一号被保険者は、厚生年金には加入していませんので、国民の義務である国民年金に加入し、その国民年金保険料を支払わなければなりません。
私は、社会保険労務士ですから、念のため言っておきますが、国民年金は加入するのが“義務”であり、加入していないという認識の方は、単に“国民年金保険料を未納”しているだけなんですね。
かつては、国民年金保険料を支払わない人に対しては、将来の年金が減るだけだからと、国側から放置されていることも多かったのですが、公的年金問題がクローズアップされて以降、未納の方に対しては、納付の呼びかけが盛んにされるようになりました。
社会保険労務士ですし、CFPですから、国民年金が、トータルで見ると、どんだけ“得”かということをよく知っていますから、我が家としては、奥さんの国民年金保険料を放置するはずがありません。
国民年金保険料の2年前納ができたときから、2年前納をしていますし、そのクレジットカード払ができるようになったら、クレジットカード払もしています。
みなさん面白いのですね。税金と言うと、積極的に納付しなければならないような感覚になるのですが、社会保険料と言うと、放置しても構わないのではないかという感覚がどこかにあるのです(^^;)。
忘れちゃいけないのは、これは“保険”であるということです。保険は、その性質から、事故があってからの加入はできませんから、“保険料は前払い”なんです。
前払いというのは、まだ事故が発生していませんから、納付する必然性が弱いのですね。そのため、国側は、国民年金保険料の財源の半分を税金でまかなってくれています。
それにより、平均寿命くらいまで生きると、何と、保険料総額の倍以上、トータルで給付を受けられる計算になります☆彡。
また、国民年金保険料は、納付を誘うかのように、口座引落しやら、前納やらをすると、その保険料の割引があるのです。
最たる割引は、国民年金保険料の口座引落しで2年前納ですが、実は、知っている人は知っています。それをクレジットカード払にすると、割引額は少し減りますが、クレジットカードのポイントが付与されるので、トータルで“お得”なんですね(^^)/。
国民年金の2年前納分は、39万円弱と少ない額ではありません。そのため、我が家では、コツコツ積立預金をしています。
1.5万円/月×24月(2年)=36万円(残額は納付時準備)の満期金です。
この国民年金保険料は、2年分を納付した年の社会保険料控除に充てることが可能ですから、その節税インパクトたるや、相当なものがあります。
また、奥さんは、国民年金の第一号被保険者ですから、国民年金の付加年金を拡張した性質を持つ「国民年金基金」に加入することができます。
国民年金基金は、基本終身年金がベースですが、一定期間だけ、年金額の上乗せをすることも可能で、それにより、ライフプランに沿った自由設計が可能なんですね。
国民年金基金の掛金は、国民年金の付加年金の拡張版という性質から、国民年金同様、社会保険料控除の対象になります。
基本的に、毎月、預金口座からの引落しになりますが、我が家では、ちょうど長男が大学を卒業して、学費が要らなくなったことから、その学費分を国民年金基金の年払掛金に充てることにしました(事前届出が必要)。
約81万円もの年払掛金になりますから、これもコツコツ毎月積立で準備です。積立そのものには、利息なんてないに等しいですが、掛金の節税インパクトと老後資金準備にはバッチグーなんですよね。これもオススメです。