
“Testosterone”著作のハッピーな言葉
“Testosterone”氏は、1988年に日本に生まれ、高校生の時に渡米し、大学を卒業するまでアメリカンライフを謳歌し、現在はアジア全域に生息する筋トレ愛好家。高校時代は110キロに達する肥満児だったが、筋トレと出会い40キロ近いダイエットに成功する。自分の人生を変えてくれた筋トレと正しい栄養学の知識が広まれば世界はよりよい場所になると信じて啓蒙活動を行っている。
※『365日、絶好調で超ハッピーになれる言葉』(同氏著・扶桑社刊)から著者紹介記事
同氏の著作は、『筋トレが最強のソリューションである』というデビュー作から読んでいますが、結構、衝撃を受けた内容でした。
端的に言うと、冒頭の著作のP.126にあるように、次のような内容です。
●筋トレはすべてを解決する
太った→筋トレ
痩せにくい→筋トレ
疲れやすい→筋トレ
モテない→筋トレ
不健康→筋トレ
自信がない→筋トレ
自尊心が低い→筋トレ
不安→筋トレ
メンタル不安定→筋トレ
友達いない→筋トレ
腰痛肩こり→筋トレ
活力がない→筋トレ
なめられやすい→筋トレ
説得力がない→筋トレ
筋トレはすべてを解決します! マジです!
~のような内容なんですが、単に筋トレだけを謳った内容じゃないんですね。
同氏の人生論を、極めて現実的なアプローチから、述べている「人生救済の書」というようなものになっているのです。
筋トレが人生を救うのは確かだとしても、プラス次のようなことをしろと、最も大切なメッセージ(P.390)として、掲載されています。
●最重要メッセージ
この本の中で絶対に伝えたいこと一つだけ選べと言われたら、
7時間以上寝て、適度に運動して、健康的な食生活を送りましょう
になります。他のことは、これができてからの話。
睡眠でホルモンバランスと自律神経を整えて、運動で強い体と精神を作り、健全な食生活で健康を保つ。
これが王道にして最強です。
困ったときは常にこの基本を思い出してください。この基本さえ守れていればよっぽどのことがない限りあなたの人生は大丈夫です。
寝ろ! 動け! 食え!
~のように、寝ること、運動すること、食べることの重要性を、繰り返し述べています。
過去に、自分がピンチになったときは、とにかく寝ていなかったことを思い出します。
幸い、食い意地だけは張っていたので、ジャンクなものだったかもしれませんが、食は細ることなく、食べていたので、結果として、致命傷にならなかっんだと、振り返るとそう思います。
今でもなんですが、仕事なりなんなりが忙しくなってくると、睡眠時間を削りがちなんですね。睡眠時間を削ると、ロクなことにならないんです。わかっちゃいるけど、難しいことですね(^^;)。
同氏の著作群は、筋トレを中心にですが、結構深く、かつ、現実的な人生訓を述べています。同氏は、人生そのものについて、相当に勉強されているのが窺えます。みなさんもいい本なので、読んでみるといいと思います。