研修は敏腕営業マンのサービス精神で♡
先だってで、私の講師登板による出張は、47県中46県を踏破したことになりました。
全県コンプリートまで、A県を残すのみとなりましたが、こういうものは呼んでもらわないと行けないのですから、巡り合わせもあろうというものです。
自分で言うのも何なんですが、私は、税務やら社会保険やらライフプランやら、いわゆる堅苦しい知識系の研修の講師を担当することがほとんどなのですが、私が話すと、あ~ら不思議、こんな感想も結構届くのです。
「“まんもす・うれぴー”さんが講義すると、面白くも可笑しくもないはずの税務研修が大変興味深く聞ける。」
アンケートにも、名指しで、「○○講師の話は、体験談も踏まえた実務的な内容で、大変ためになった。」などと書かれると、講師っていうのも、何だか性に合っているのかな~なんて思ったりもします。
私の講義には、いわゆる知識系の普通の講義にはあまり登場しないとされる冗談やギャグを多めにしています。
先だっての研修では、その地方が梅雨明けしたばかりでしたので、こんなネタを入れておきました。
「梅雨って、一般的には嫌われがちなんですが、とは言っても、農作物には必要なんですよね。梅雨の最中に誕生日を迎える人もいると思いますが、そういう人にはこんな風に言ってあげたいですね。“ハッピー・バースデイ・ツーユー(梅~雨~)”」
私は、学生時代に、モノを売るアルバイトをたくさんやって、(バブルという時代背景もあったとは思いますが、)かなり優秀な成績で、毎回、売上げがいいので、日給がバンバン上がって行ったのを思い出します。
私には、特に努力を要することではないのですが、モノを売っていても、講義をしていても、相手の顔を見れば、興味がなさそうだな、話を変えるかとか、こういう切り口ならば、食い付いて来そうだなとか、すぐにわかるのですね。
そういうことがわからず、自分の言いたいことだけ、淡々と話している講師も結構いるので、同じことを話していても、興味の持たれ具合が全然違うのに、もったいない話だなと思ったりもします。
「こんなことを言ったら、こんな風に反応が来るから、あんな風に言おう。」くらいの想像力はあった方がいいと思いますよ。
私は、講師業ではなくとも、仮に営業マンを担当していたとしても、結構いい成績だったろうなと想像しています。
学生時代のモノ売りのアルバイトの好成績を挙げるまでもなく、私はサービス精神が旺盛なんです。
高校時代に初めてやった青果市場の売り子のアルバイトでは、ミカンが売れると、店からの許諾も取らず、「はい、おまけ付けときますよ。」と、袋に数個のミカンを、お客様の目の前で、追加で入れてあげたりして、お客様から大いに喜ばれたものです。
※今の時代には、店側から怒られてしまうかもしれませんね。でも、こういう売り子は、継続した(固定)客を生むんですよ。
自分で言うのも何ですが、いい営業マンは、お客様の表情を読むのが上手なものですよ。
何を知りたいのか、何がわかっていないのか、何が不満なのか、そういうことが、瞬時にわかったりするのですね。
私は、研修の講義の中でも、講師は営業マンであるという認識に立って、お客様である受講者を満足させるべく、サービス精神旺盛に講義をしているのですね。
サービス精神旺盛というのは、日頃の業務でも、同じようなものです。「少し盛りを良くして返す。“おまけ付けときますよ~”」
こういう精神は、大変大事だと思っています。講師として呼ばれる秘訣なんでしょうね。