『アンクールな人生』を読んだ
休日をひとりで思うままに過ごす。ドラマを見たり、フラッと街へ出向いたり、本を読んだり・・・誰にも邪魔されずに、自分と向き合う時間はとっても大切だと思う。
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もともとこの本を買うつもりはなかった。ふと本屋さんに行った時に、なんとなくパラパラっと立ち読みをしただけ。
でも、その時に読んだ内容が帰宅した後も、数日経った後も忘れられなくて、もう一度なんて書いてあったのかきちんと読みたくなってしまって、気づいたら買っていた。
自分にとっての「普通」と他者にとっての「普通」は違う
人の性格は十人十色だと分かっているけれど、「常識」とか「普通」はなんとなく普遍的なものだと思っていた。
でも、「常識」とか「普通」の価値観も十人十色なんだ、と改めて学んだことで、自分の中でモヤモヤしていたものがスッと溶けた気がした。
読みながら、そうそう!分かる!!!と共感しまくった。
20分の考え方だって、「”たった”20分」と考えるか「20分”も”」と考えるかは人それぞれ。どんな時だって自分の感じ方が正ではない、と理解した途端、感情にセーブが効くようになった。
それでもやっぱり「普通」の価値観が違うとストレスが大きい。そこは話し合ってお互いの妥協点を見つけていくしかないんだろうなと思う。
頑張って、人に好かれなくていい。
私は人と狭く深く付き合うタイプ。プライベートくらいストレスのない環境に身を置きたい。
喜怒哀楽がそのまま態度に出るので、楽しくないときはとことんつまらなそうな態度をとってしまう。よくないなって分かってはいるけれど、つまらないのに楽しそうな振りをして自分を偽る方がストレスだ。
大人なんだから、って思われるかもだけど、弘中ちゃんも私と同じような考え方だと知って少し安心した。
自分の人生なのだから自分が生きやすい人間関係を築けば良いし、他者はそこに口出しすべきじゃない。
女性+30歳=焦るという方程式
あと3ヶ月で25歳になる。周りの友達は「25歳はアラサーじゃない!」って言っているけど、私は25歳はアラサーだと思う。マイナスな意味というよりは、本格的な大人の仲間入りという意味でのアラサー。
今後も生きていく限り、30歳になることは逃れようがないけれど、自分が30歳になる姿なんて想像できない。
どうしても「結婚」とか「出産」を考えると、この考えは付き物だなと思う。それ以外にも疲れやすくなるとか、胃がもたれるとか、シミとか皺とか、、歳を取るということ自体がネガティブなイメージに直結する。
でも、歳を取ることによるポジティブな面もあるのか、とこの本から学んだ。
確かに会社の30代の先輩はとても活気がある気がする。いろんなことに積極的に挑戦していて、忙しそうなのになぜか楽しそう。
少しだけ30歳になるのも悪くないな、と思えた。
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これ以外にも東京のJKってこんなキラキラした日々を送っているの!?とか、新しいことに挑戦したいな、とかいろんな感情を抱ける、読みごたえたっぷりの1冊でした。
自分のことが嫌になって落ち込んだ時に、また読み返したいと思う。