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誰よりも客観的な人、キムソクジン

無理をせず、自分のキャパシティを把握した上で、それを最大限に表現する才能。



ジンくんのweverse magazineを読了した上で、わたしがキムソクジンという人間から感じたものは上記の通り。




そしてこれは、タイトルにもある通り「誰よりも客観的」だからなし得る技だと思う。




客観的であることの素晴らしさ


主観的であれば、「ああしたい」「こうしたい」というような要素が足され、多かれ少なかれ許容範囲を超えた活動をしてしまうことがある。




しかし、キムソクジンという男は自分のキャパシティや得手不得手を把握することに長けているし、それを受け入れ、他人に隠したりする事もしない。




そこが本当にかっこいい。



「ダンスの才能が無いんです」や「歌詞を覚える才能が無いんです」のような、自分ができない事を認める発言はジンくんの特徴的なフレーズだと私は思っている。



さらに自分にできることを冷静に分析した上で、このように発言している。



そうですね。さっきお話ししたように、歌詞を覚える才能が足りないとしたら、また別の才能が自分の足りない部分をカバーしてくれていると思います。僕はそうやって地道に覚える過程を楽しむんです。練習を繰り返すことを楽しむのが僕の才能で、それでとにかく期限内に成功させたら、自分をちょっと褒めてあげます(笑)。練習するのに長い時間がかかるので、それを一つのプロジェクトだと考えると、「休む時間には休もう!」といって、休憩時間に本当に思いきり休むスタイルです。
(引用:weverse magazine BTSアルバム『Butter』発表インタビュー より)




人間、歳を取れば取るほど、得意な事や武勇伝を話したがる生き物だ。



苦手なことを隠したり、出来ないことを恥じたりするものだ。




キムソクジンはそうではない。





①これはできませんが、これはできる。
②ので、このように解決している。
③出来たら自分を褒めてあげる。


までがワンセット。
これを「キムソクジンの黄金ルート」と名付けたい。




キムソクジンがJINであるための最も大事な工程のようにも思う。


自分自身のメンタルの保持。
自己肯定感の向上。




結果、相手を尊重する心の余裕も生まれる。




当たり前だけど忘れてしまう要素。


「キムソクジンの黄金ルート」は私も本当に見習いたい、生き方のコツだ。








JINをコンテンツと解釈するキムソクジン


ジンくんの発言を総じて見ると、メタ的発言が多いように思う。




そこが魅力の1つでもある。




特に私が好きなジンくんのメタ的発言はこちら


ただファンの皆さんは、僕たちを見ることが趣味じゃないですか。趣味の時間は楽しくて笑うためのものですから、大変な姿ではなく、もっと笑わせてあげたいです。だからわざとWeverseで、おもしろい文章や、コメントでおもしろいレスを書くことで、もっと笑いを伝えようとずいぶん努力しています。ただ僕を好きな人たちが喜んでくれたら嬉しいです。悪いものは見ないでほしいですし。そんな気持ちで仕事をしています。(引用:weverse magazine 同上)





ファンが読むための記事(インタビュー)の締めに「ファンのみなさんは僕たちを見ることが趣味じゃないですか」と言ってしまうところ。


まさにそういうところ。




ただ、私はこの発言が彼のワードセンスを輝かせる一節だと思ったし、率直に大好きだった。




あー、キムソクジンだなぁと思ってしまう。




つまり誰よりも自分をコンテンツの一部として見ているし、上記でも述べたような「客観性」が光る言葉選びなのだが、、、




少し「見透かされている感」を与えてくれる、そんな不思議な言葉である。





それでいて、ほかのインタビューやコメント等では「皆さんに◯◯をお見せしたいです」という表現をよくするんだもの。




「お見せしたい」といいつつも「僕達を見る事が趣味じゃないですか」と言ってしまうチグハグさ、、、


このような、少しの矛盾に心が痒くなって、「あ〜ジンくんのそういうところが好き」となってしまう感覚。




また、ジンくんは7人の中で1番「ファンとアイドル」の線が太い人だとも思っている。




有名な話ではあるけれど、


結婚してくださいというARMYのコメントに対し「有り得ない話はやめてください」「無理です」などと言ってしまう、こんなにも魅力的なアイドルはほかに居ないと思う。



リアコ製造機のゆんぎさんとは大違い、、、


なんて思ったりもしたけれど、こんなにも魅力的な人間性を見せてくれるジンくんに、ジンペンさんは結局リアコしちゃうんだろうな。








まだまだ発展途上


ジンくんは常にベストを尽くしてきたということが一言でわかってしまう箇所がある。


「Butter」の姿が一番満足ではあります。なぜかと言うと、僕は昔から今までずっと発展していっている段階で、「Butter」が一番最新曲なので。これから時間が経って、他の曲がずっと出続けて、僕ももっと発展したら、その曲が一番気に入って、「Butter」が相対的に見て気に入らなくなる時期も来るんじゃないでしょうか。現時点では一番満足している曲です。(引用:weverse magazine 同上)




これはジンくんだけに限らないかもしれないが、どんなに大きな賞をもらっても、世界的記録を塗り替えても、どうしてこんなにも謙虚な姿勢なんだろうと不思議に思う。




音楽を愛していたり、ダンスを愛していたり、パフォーマンスすることを愛していることがとても伝わってくるのと同時に危うさも伝わってくる。




社会に利用されてしまわないだろうか。


彼らが好きな音楽を変わらず作り続けられているのだろうか。


いつか、この世界に絶望してしまわないだろうか。(大袈裟)




ジンくんは、自身の明るくて楽しい「BTSのJIN」である部分だけを見ていて欲しい、と言う。




自分でも自分が分からない、と言う。





「自分でも自分が分からない」と言う感情は誰にでもある感情だと思う。


ので、私はこの部分に妙に人間味を感じる。





そんな時に自分と向き合ってできた曲を公開してくれることは、また新たな一面を「お見せしたい」と思ってくれたのかもしれないし、


はたまた、「僕たちをみるのが趣味の皆さん、こんなJINもいかがですか?」と言われているのかもしれない。




ジンくんはあまり深く考えない人のようなので(出張十五夜コラボのタリョラ参照)


深く考えてしまう私からすると、「深く考えれば考えるほど分からない人、プロフェッショナル•キムソクジン」なのだ。




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