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我が子の成長に不安を感じるパパママへ。【読書記録:はやくはやくっていわないで(絵本)】
いわた書店さんの一万円選書リストの中に入っていた一冊。
小説や実用書などの文章が多い本のなかで、1冊だけこの絵本が選ばれていたんです。
『はやくはやくっていわないで』/益田ミリ
🔽一万円選書の記事はコチラ。
絵本ってすぐ読めるけど、なんとなく後回しにしていて、開かないまま積読として保管していました。
それを今朝、導かれるようにして手に取り、読んでみました。
くらべられると どきどきする
どきどきすると どうなるの
どきどきすると ひんやりする
どきどきすると ちいさくなる
まっくらで かなしい きもち
(中略)
どうして できないの?って きかないで
わからないこと いっぱいある
いえないきもち いっぱいある
ハッとさせられました。
わたしは今、息子の成長について、また悩んでいたからです。
息子は小学2年生。
2学期になってから、1人で下校することを嫌がるようになりました。
わたしは毎日、学校までお迎えに行っています。
先月の個人面談。
先生に相談すると「スクールカウンセラーに相談してみては」との提案をいただきました。
正直「スクールカウンセラーに相談だなんて、大袈裟な」と思いました。
けれど、ほとんどの子が親の迎えなく下校できるなか、それができないっていうのは、先生としても様々な懸念点があるのだと、わたしは理解しています。
わたしとしても、親の迎えなしで下校できるようになったら助かるのは事実なんです。
3学期を迎えるにあたり、下校の付き添いの距離を少しずつ短くしようと親子で話し合いました。
話し合いの結果、「とりあえず」の着地点ではありますが、2学期よりも少しだけ改善できそうだと期待していました。
でも、3学期に入り1週間が経ち、それは結局改善されぬまま現状維持の状態が続いています。
「やっぱりまだ、前のところまで迎えに来てほしい。」
息子からそう言われ、
「えー?なんでよ。」と思わず言ってしまいました。
そんなやり取りがあったので、この絵本を読んで「また、わたしは焦りすぎている….」と気づいたんです。
息子には息子のペースがある。
自分でも分からない気持ちがある。
親が焦っても仕方ない。
将来を不安に思っても仕方ない。
そう分かっているのに、また同じことを考えてしまう。
昨日と今日の自分は別人なので、心がぐらぐらするのは当然なんだけど。
ぐらぐらして、戻ってくるたびに「また不安になってたなぁ」と気づくんです。
わたしのように、我が子の成長に不安を感じるパパママへ。
ぜひ、この絵本をおすすめしたいです。
子どもはそれぞれのペースがある。
早い子もいれば、遅い子もいる。
ついつい周りと比べてしまう気持ちは分かります。
「なんで?」って思っても、子ども自身でも分からない気持ち、言えない気持ちがあるんです。
大人でもそういうこと、あると思います。
わたしはいっぱいあります。
「待つ」や「見守る」って、大変で、辛くて、焦ったいです。
でも、それが子育てのなかで大事なことなんだと感じます。
子どもを信じて待つ。見守る。
いずれ、悩んでいた日々が嘘だったかのように、明るい気持ちでいられる日がくる、そう思います。
偉そうなことを言ってしまいましたが、これは自分自身に向けた言葉です。
わたしと同じように悩むパパママたちのお役に立てれば幸いです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。