芸術の秋、睡蓮に囲まれて。
こんにちは、なつめです。
初めて、国立西洋美術館へ行ってきました。
訪れた理由は、モネ展です。
モネ展に行こうと思い立ってから、家から美術館までの移動時間、モネ展の所要時間、子どもの下校時間を計算し、行く日を決めました。
平日の午前中を選びましたが、それでもなかなかの混雑っぷり。
当日券の列は15mくらいあったかな。
わたしはオンラインで購入済みだったので、すぐに中へ入れました。
入場して、音声ガイドをレンタルしたかったので10分ほど並びました。
(1台¥650、オンライン決済はできないので注意です!)
音声ガイドの声は石田ゆり子さん。
優しくて儚いガイドが癒しをくれます。
心地良い声でした。
いざ展示室へ入ると、すごい人だかり。
それでもスムーズな流れのなか、間近で自分のペースでゆっくりと鑑賞することができました。
写真撮影OKな展示もあり、人に被ることなく綺麗に撮れました。
初めて本物の作品をこの目で見て、まず、キャンバスの大きさに驚きました。
一辺が少なくとも1m以上はあるキャンバスに描かれている作品を、いくつも描き上げたモネ。
大きなキャンバスに描くって、とても難しそうですよね。
それから、絵を間近で見てみると、何色も色が塗り重ねられていたり、筆使いもそのまま残っていて、モネが描いた跡を感じることができます。
モネは晩年、白内障になりながら絵を描き続けていました。
自分の記憶を頼りに描いたであろう庭の風景を見ていると、筆のタッチが荒々しく、どんな気持ちで描いたのだろう…と考えてしまいました。
同じ風景を異なる気候や時間帯ごとに描き残していることが多いモネ。(いわゆる「連作」)
それらの違いを見比べるのも面白かった。
今回のモネ展は『睡蓮』がテーマなので、何枚もの『睡蓮』を見比べることができました。
そのなかでも、わたしのお気に入り『睡蓮』はコチラ。
グッズも何点かお迎えしたのですが、選んだ柄がほとんどこの絵のものでした。
映像で、動くモネも見ることができました。
音声のない、モノクロの映像です。
わたしの後ろにいた女性は、もじゃもじゃヒゲのモネを見て「犬みたいだね」って言っていて、「たしかに!」とわたしは心のなかで同意したのでした。
全て見終わるのに約1時間。
(音声ガイドは約30分)
鑑賞後は特別ショップへ。
こちらはチケットが無くても入れますが、30分ほど外で並びました。
土日はもっと混みそうですね。
オンラインでも購入できるそうですよ。
モネ展のチケットを持っていれば、当日に限り常設展にも入れるようです。
わたしはモネ展だけで満足したので、常設展はまたの機会に訪れたいと思います。
今回のモネ展鑑賞を経験したことで、美術館に行くハードルがグッと下がり、今度は別の美術館にも行ってみたくなりました。
今後の楽しみが増えてうれしいです。
『モネ 睡蓮のとき』
開催期間:2025年2月11日(火・祝)まで
開館時間:9:30〜17:30(金・土は21:00まで)
休館日:月曜日、12月28日〜1月1日、1月14日
チケット:一般¥2,300、大学生¥1,400、高校生¥1,000
【おまけ】