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N Takuma
2024年3月14日 01:43
「そういう努力が一番大事なんだ」稲盛和夫は、従業員一人ひとりが自分の仕事を「ジブンゴト化」することの重要性を常に説いていた。「ジブンゴト化」とは、会社の問題を自分自身の問題として捉え、主体的に取り組むことを意味する。JAL再建を任された際、稲盛氏は伊丹空港を視察した。その時、カウンター勤務の若い女性社員が月2千円のコスト削減効果を発表した。金額の少なさに周囲は困惑したが、稲盛氏は「そういう
2024年3月14日 01:17
言われたことをきちんとこなすことが大事だと考える人もいるかもしれない。しかし、稲盛和夫はそれでは足りないと言うだろう。稲盛和夫は、京セラを創業し、世界的なメーカーに成長させた経営者だ。彼の経営哲学の根幹には、「主体性」を重んじる考え方があった。従業員一人ひとりが主体的に判断し、行動することを何よりも大切にしたのだ。稲盛の「主体性」重視の姿勢は、実存主義的な気づきから芽生えた。稲盛は若いころ、憧