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〈偏愛マップ〉の授業はたのしいよ♪
●偏愛マップとは
この本をご存じですか?
この本の第一章に詳しく書かれているのが…
「偏愛マップ」についてです。
偏愛マップについて、中一夫さん(東京・小中)が授業で取り上げていましたので、私もマネしてやってみることにしました。
偏愛マップとは?
その授業はどういう授業なの?ということについては、
下記にて紹介します。
(授業構成は以下の通り)
●2時間授業
第一部 偏愛マップを作ろう
第二部 偏愛マップを使って話そう
※私は道徳または学活で行いました。
●第一部 偏愛マップを作ろう
斉藤さんは、本の中でこのように言っています。
今の日本人にとっての最大の問題の一つは,( )問題だと
思います。
さて( )には何が入るでしょう?
この( )を確認した後、
友達になるにはどうしたらいいか?を考えます。
そして、友達になるには、
「すきなもの」について共有することがいい と話は進んでいきます。
斎藤さんは「すきなもの」を共有する理由として、
●好きなものについて語るときが一番楽しい
●友だち同士は、ほとんどの時間を好きなものについて語り合うことに費やしている。
●人は、自分が好きになっているもの,特に 偏って愛しているものについて語っている時に,熱くなる。
と言っています。
そこで、合理的なコミュニケーション法として、題名にもなっている
偏愛マップ
が出てくるのです。
またこの偏愛マップ…偏っているところにその人の個性も出てくるのだそうです。
子ども達に「偏愛マップ」の見本をみせたい、と思ったので、
私も実際に書いてみました!
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先生の見本があるといいですね。
「こんな風にかいたらいいんだー」という感じで、書いていました。
そんなこんなで、1時間終了。時間が足りなくて書けなかった子たちは、空いてる時間に書いてもらっていました。(例えば、歌のテストをしている待ち時間とか…)
●第二部 偏愛マップを使って話そう
いよいよ偏愛マップをもって交流会です。
(やり方)※めちゃめちゃ簡単に書いています
●二人一組になってお互いのマップを交換し,相手の「 偏愛マップ」を見ながら話をひたすら盛り上げていく。
●否定的な言葉は避け、知らないことがあったら質問をする
という具合で、どんどんペアになって話をしていきます。
私はその中に参加したりしなかったり…です。
人数が奇数の時は入っています笑。
子ども達の様子をみていると、好きなことについて話しているときの表情がとてもニコニコしていて、すごくステキ💛
やっぱり好きなことを話すときって、うれしくなっちゃいますよね。
交流会が終わった後、斎藤さんが考える「友だち力」についてのお話をして授業が終わりになります。
●評価と感想
評価は以下のようになりました(6年生で実施)
5.とても楽しかった 25人
4.楽しかった 2人
合計27人
感想を紹介します。
◯斎藤孝さんがいっていた言葉が心に残りました。私は友達が多いほうがいいと思っていたけど、斎藤さんがいっていたようにそんなに多くの友達はいらないとわかりました。(Kさん)
〇偏愛マップの授業をしてみて、友達同士がほとんどの時間を好きなものについて語り合うことに費やしているという文に共感しました。僕もSさんと話すときは、ほとんど好きなものについて喋っているし、話題にしているのも好きなもので、友達は大事なものなんだなと思いました。また偏愛マップを交換するとき、「この人にはこんな好きなことがあったんだ。」と思うことがたくさんありました。(Iさん)
◯仲のいい友達でも、知らないことはいっぱいあったし、その知らないことをしれて、嬉しかったです。とても楽しくて、話している時間があっという間でした。(Nさん)
〇友達の好きなことなども知れて楽しかったです。友達関係は、中学校のほうが、小学校よりも大きく関わってきそうだと思うので、この授業をうけられてよかったです。(Tさん)
とても楽しく過ごしてくれたようで、よかったです♪
●時期はいつ頃?
この授業を行う時期はいつでもいいですが、
個人的には‥学年末(1~2月頃)にやるのがいいな と思っています。
なぜなら、ある程度知っている子たちの意外な一面を知ることができるし、ある程度話しやすい環境で話す方が緊張がないかなと思うからです。
ほら、やっぱり初対面で話すのが苦手 と言う子もいるわけですし…。
このnoteでは相当ダイジェストに書きましたが、実際にやるときは、
プランが手元にあった方がいいと思います。
プランについては下記をご覧ください。
とてもすてきなプランなので、おススメですよ。
(おしまい)