令和6年度予算(案)の話をしよう①
今回は令和6年度予算の話でもしましょう。12月22日に令和6年度予算案が閣議決定され、来年1月の通常国会に提出されます。
ちなみに、紙媒体の予算書というものも作られます、皆さんみたことないと思いますが。
それはさておき、閣議決定日には各省庁と予算査定をしている財務省から、各省庁の予算(案)のポイントを説明する資料がHPにアップされます。
例えば、内閣府HPだとここにあります。
https://www.cao.go.jp/yosan/yosan.html
対して財務省HPの内閣府などの予算ポイントはこちら。
https://www.mof.go.jp/policy/budget/budger_workflow/budget/fy2024/seifuan2024/06.pdf
どちらも、内閣府の予算について書いているんですが、微妙にとりあげられている項目や順番が違っていて、それぞれ推したい順番というのが違うんですね。
項目順って、例えば全体額とか増加額とかいろいろあると思いますが、そういう面から見比べてみると面白いと思います。
ところで財務省HPの内閣府予算のポイントでは、「デジタル田園都市国家構想の実現」というワードがいちばん最初に出てきて、デジタル田園都市国家構想交付金という科目に1,000億円計上されています。
そもそもデジタル田園都市国家構想って何なの⁈って話ですね。デジタルの田園都市国家とはなかなかピンと来ないネーミングですね。
内閣府HPによれば、
「デジタル田園都市国家構想」は、「新しい資本主義」の重要な柱の一つです。
デジタル技術の活用により、地域の個性を活かしながら、地方の社会課題の解決、 魅力向上のブレイクスルーを実現し、地方活性化を加速する。
とのこと。
他にもKPI(重要業績評価指標)として
光ファイバーの世帯カバー:99.9%(2027年度)
5Gの人口カバー率:95%(2023年度)、97%(2025年度)、99%(2030年度)
サテライトオフィス等を設置した地方公共団体:1,000団体(2024年度まで)、1,200団体(2027年度まで)
などを挙げています。
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digitaldenen/sougousenryaku/index.html
どうやらITインフラの整備をしたいということみたいです。地方公共団体がサテライトオフィスを設置して何になるんだという気もしますが。
何はともあれ、予算が無駄なく使われることを願っています!