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日本に、さらなる経済成長は必要か

前回は「欲望の資本主義」という本を読み、「資本主義から破壊的イノベーションは生まれない」というテーマでnoteを書きました。

今回も「欲望の資本主義」を参考に話を広げようと思うのですが、今回はその中でテーマとして挙げられている「日本の経済成長」について書きたいと思います。

失われた20年をどう考えるか失われた20年は、個人的にマイナスイメージがありました。不況だし、経済成長しろよ!頑張れ政府!

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資本主義から破壊的イノベーションは生まれない

資本主義から破壊的イノベーションは生まれない

最近、資本主義にハマっており、「欲望の資本主義」という本に感銘を受けたので、資本主義について語りたいと思います。

破壊的イノベーションを「革新的なモノやサービスを作り出すこと」と定義した時に、資本主義から破壊的イノベーションは生まれないのではないかと感じました。

今回のnoteでは、資本主義とは何かを改めて考え直した上で、資本主義とイノベーションの関係について考察してみました。

資本主義にお

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日本はなぜマーケティング部門が少ないのにマーケティングが成功するのか

日本はなぜマーケティング部門が少ないのにマーケティングが成功するのか

「マーケティング研究とその50年」という論文を読みました。

アメリカではだいたいどの企業にもマーケティング部門は存在するそうですが、日本ではあまり馴染みがありません。

では、なぜ日本はマーケティング部門が少ないのにマーケティングが成功するのでしょうか。

そのヒントがこの論文に書かれていました。

■日本におけるマーケティングなきマーケティング

アメリカでは1950年代まで大量生産・大量販売

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マーケティングの歴史(浅め)

「マーケティング研究その50年」という論文を読みました。

マーケティングの歴史の部分だけ、少しまとめてみたいと思います。

■論文のまとめ1956年スミスの「差別化」と「細分化」がマーケティングジャーナルに載りました。

この差別化や細分化は現代使われているものとは少し意味が違います。

スミスによると、

差別化 → 買い手の嗜好や選好を自社製品に向けること

細分化 → 買い手の嗜好や選好に

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社内での課題解決は部分最適になりがちである

社内での課題解決は部分最適になりがちである

こんにちは

今回は本ではなく、論文を読んでみました。

「マーケティング・マネジメントの構造とマーケティング課題の戦略性」という論文で、拓殖大学の田島規雄助教授がかかれました。この方を私は存じ上げまていませんが、とても興味深い論文だったので紹介します。

意訳が入っている部分が多いので、あくまでも僕の解釈としてご覧ください。

メジャーなマーケティング方法メジャーなマーケティング方法は2パターン

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