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越冬
この前、こんな記事を投稿した。
そうしたら、くなんくなんさんから、こんなことを教えてもらった。
まだ幼い時の記憶。それも、本という、その当時はあまり、自分としては興味の無かったものに対するあやふやな記憶。それを、呼び起こされた。
オスカー・ワイルドの訳本を、探してみた。
私は、小学校も低学年の時、それほど本を読む方ではなかった。私が読んだのは、恐らく絵本だったのだろうと思う。
今、読み返してみて。つくづく、世の中は、理不尽だと思うのである。最後の、この世でいちばん美しいものをといって、天使が、王子の鉛の心臓とツバメの亡きがらを神様にお持ちするところが印象的だが、生きているうちは、人は、あるいは、生きとし生けるものは、報われないのかと、落胆しかけてしまう。
だが、それでも、そんな中でも、希望を失わずに一条の灯りを心に灯し、人は、生きるのだろう。
ツバメのことを、いつか、ちょっとした創作にしたいと思っては、いる。ながた師範との、約束でもある。
だが、なかなか、思いが、まとまらない。
そして、もう、ツバメが南に飛び立つ季節も過ぎた。
ツバメは、飛び立つとき。近隣のツバメで、一カ所に集まるのだという。そして、空に舞い上がる。しかも、曇の日に。
遠い記憶で。小学校の時。近所の公園の南東に位置する電線にツバメが集合していたのを、実際に何度か見たことがある。
確かに、その日は曇っていて。こんな曇の日に、わざわざ集まって飛び立たなくてもいいのにと思った記憶がある。
ツバメの記憶と、ツバメの話と。そして、ツバメの繋がりと。
ツバメのことを、やはり一度、書いてみたい。
何度か失敗して。それでもチャレンジして。そして、行き着くところが少し見えたら、それで、良しとしよう。
なぜそんなに、ツバメにこだわるのか。
まあ、それは、いつか書いたものを読んで頂ければ、少し、分かってもらえるのかも知れない。それは、「幸福の王子」や「燕と王子」とは、決して無関係ではない。
まあ、来世にならないように、いつか、書こう。でも、恐らく、冬は越えてしまいそうだ。
越冬ツバメ。
なんとなく、いい響きだ。
なんて、勝手に思っている。
【今日の登場人物】
ながた師範は、何度も登場頂いている。私の、最も尊敬するnoteの世界の人のうちの、お一人である。清水師匠、庵忠名人と並び、私は、3賢人といつも、言っている。
いつも、お役立ち記事を、書かれている。時に書かれるエッセイ、「箸にも棒にも」が、また、面白い。
私は、ながた師範とは、ツバメ繋がりがきっかけで仲良くしてもらっている。そして、ながた師範との繋がりがベースとなって、いまだにnoteの世界に、私は、いる。実に不思議な感じがする。
くなんくなんさんは、本を紹介される記事を書かれていて。その紹介記事を読むと、本を読みたくなってしまう。それほど、紹介記事が、上手くて面白い。
でも、読書をする時間が無くて。結局は読めないのだが、死ぬまでに読みたい本リストの中に、その都度、私は、書き込んでいくのだ。
それに。実は、私は、くなんくなんさんのお嬢様のファンなのである。
「試食のお姉さん、の話」は、③まであるが、これが面白くて。主人公のお嬢様に、お会いしてヒアリングしたいほどである。
それと。この、創作作品「虫追い香」が、私は好きになり。近々、この続きものを書かせて頂こうかなんて勝手なことを、ちょっと、考えたりしている。
本を読む時間の確保をしていこうと、今、いろいろと工夫している最中なのだが、そういう気持ちになったのは、ひとえに、くなんくなんさんのお陰なのである。