おごり
近隣に、味ん味んという焼肉店がある。地元の人たちの間では、美味しいと評判の焼肉店である。
長男が、ここで、家内と私に、おごってくれた。
味が良いだけあって、なかなかの値段がする。家内は外出していて。長男と私が、家の前で家内の運転する車に乗る、という話になり。
長男と一緒に出るときに、支払いは、自分が払うかどうか、わからないと言った。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
おい、長男、なんてこと言うかね。
長女は仕事。次女は練習で参加できず、少し残念ではあったが、3人でいろいろ話しながら、美味しい肉を食べて。凄く満足した。
長女と次女は、参加できなかったことを残念がったが、美味しくて楽しかったらそれで良かったと言ってくれた。
次女は、実は、夏から、家にお金を入れてくれている。共同生活なので、自己負担金として。ただ、帰宅してきてからしばらくは転職等で働けなかったので、お金を入れる時期が少し遅れた。そこで、長男も、今、その同等の移行期間ということで、まだ、家にお金を入れていないのだ。
それは少し申し訳ないということで、今回の、焼き肉となった。
3人での会計は、そこそこになったが、結局は長男が支払ってくれた。
家内と二人で、ご馳走様を言うと、長男は、まんざらでもなさそうだった。
その夜、ソファーで、家内が言った。
焼き肉、美味しかったね。たまにはこういうのも、良いね。でも、家族全員、5人分だったら、あの子、払わなかったと思うよ。3人で良かったね。ふふ。
マッサージをすると、家内は、上機嫌になる。
家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて平和である。
だから。
これで、いいのだ。
■追記■
面ゆるって、なに?
それは、これ。西尾さんはじめ、みんな、面白い作品をあげていて。
私は、だいたい土曜日の夜に、そこそこの過去記事をあげています。
もしも、お時間があれば、みんなの作品、読んで頂けたら幸いです。