
ハワイアン料理
まだ4月のことを、突然に思い出した。
長男がたまたま出張で首都圏に来ていた時に、我が家に帰ってきて。次女がたまたまオフで家にいたので、長女はいなかったが、夕飯を一緒に食べようと言ったのである。
そして、ちょっと変わったものを食べようということになり、長男のリクエストで、ハワイアン料理を食することにした。
雰囲気のいい店だった。そして、お客さんも、ある程度以上に入っていて。賑わっていた。
私は、ハワイアン料理というと、ロコモコしか知らなかったが、いろいろ迷った末に、ハワイアンカレーを食した。

次女が家にいて、外食を共にすることは少ないので、楽しい時間を過ごした。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
家族でひとり、いないのが気にかかるが…
ちょっと遅い時間になったので、長女が帰ってくる時間になり。過保護な家内が電話をして、最寄り駅まで迎えに行くことになった。
拾って帰ろうとすると、こう、言う。
どういうことよ。私だけ、のけものにしてっ!
そして、そのあと、時間も遅かったので、一般のファミレスに行くことになった。

思えば、この日は、家内が金曜日に、久しぶりの休みを取れた日で。図らずも、家族全員が揃い、賑やかに過ごした夜だった。
家内は、あるプロジェクトに参画していて。仕事が忙しくて、事務所の側のホテルに寝泊まりしている。日曜日の深夜に戻り、月曜日の昼過ぎにはまた、ホテルに泊まりに行って、そこで仕事をしているのである。
マッサージは、とんと、しなくなった。そのかわりに、家内の健康のことを心配をしている。これならば、マッサージをしているほうが、よほど良かった。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
さっちゃん(注1)のプロジェクトが落ち着くのは、もう少し先だね。
やりとりからすると、さっちゃん(注1)は、元気なようである。
だから。
これで、いいのだ。
(注1)我が家の家内の呼称は、「さっちゃん」である。さっちゃんは、女王陛下という別の呼称もある。だが、リキとの関係で、そもそもの飼い主が長男であることから、私は、おじいちゃんだが、家内に対して「おばあちゃん」なんて呼び方は、まかり間違っても、してはならないのである。