シネマ
長女のこだわりポイントは、オシャレと、まいやん(注1)と、ドラえもんである。
だが、実は最近、長男の影響もあり、サッカーのイングランドプレミアリーグの、マンチェスターシティがお気に入りで。かつて、部屋中にまいやんのポスターを貼っていたが、今は、サッカーのユニフォームが飾ってある。
この変わり身の速さもなかなかなのだが、実はもうひとつ、とんでもなく入れ込んでいるものがある。
それは、映画である。
子供の頃は、ジブリ、ドラえもん、コナン、ディズニー。いろいろ一緒に観に行った。また、大学ではアメリカ映画史を研究するゼミに入っていて。それなりに好きなのだとは思っていた。
ところが、今は、配信という配信にアカウントを持っていて。通勤時間も、風呂上がりの髪を乾かす間も、ずっとスマホで映画を観ている。片時も無駄にせず。
そんな映画好きの長女は、休日になると、近隣の映画館にも、都心にも出かけていく。そして、なにがしかの映画を観ている。ときどき、私に、この映画が観たいと言ってきて。私は、AEONのカードで、安くチケットがとれるのだが、その恩恵に預かるのである。
数ヶ月、私と行くことはなかったが、11月の末に、一緒に行こうと要望のあった映画がこれだ。
アニメだったが、なかなかいい映画であった。朝の8時20分開演という早めの映画であったにも関わらず、人は多く。学生くらいの若い人が中心だったが、私と似たような年配の方も鑑賞していた。
映画が終わって、すぐ前のナマステキッチンで、ちょっと早めの昼食に、カレーを食べようかと誘ったが、すぐに次の映画を観るからと、体よく断られた。
ということで、私ひとり、カレーを食べて寂しく帰宅した。
長女は昼過ぎに帰宅してきたが。すぐに部屋に篭り、スマホで映画を観て過ごしていた。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
どこまで映画好きなんだか。
夜、ソファーに座る家内に言った。
誰に似たんだろうね。
すると、こう、こたえが返ってきた。
スマホにずっと齧り付いているのは、コジくんとまったく一緒だね。
文字を読むのと、映画を観ているのと違うだけで。
マッサージをすると、家内は、上機嫌になる。
家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて平和である。
だから。
これで、いいのだ。
(注1)まいやんとは、元乃木坂46の、白石麻衣のあだ名である。長女は、まいやんが、大好きでなのである。
■追記■
面ゆるって、なに?
それは、これ。西尾さんはじめ、みんな、面白い作品をあげていて。
私は、そこそこの過去記事をあげています。
もしも、お時間があれば、みんなの作品、読んで頂けたら幸いです。
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