まがったラッコ【ショートショートnote_62/創作】
家内が私を追及するので、仕方なく、日曜日の夜に投稿するための、ショートショートの創作活動を、細々としている。
ショートショートノートカードゲームを使い、お題を家族に出してもらう。それをテーマに410字以内で、書く。
だが、今回は、コメント欄で、ある人から、お題を頂いてしまった。冗談ですと書かれているが、私は、この手のコメントが、大好きなのである。
だから、書く。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
コジは、やっぱり、意固地だ。
それでは、本編にまいりましょう。
あつこさんのお題から。
本編、「まがったラッコ」、約410字を、どうぞ。
☆ ☆ ☆
かつては動物園でよく見かけたラッコも、絶滅危惧種に指定されていて。もう、日本の水族館では、ベント1頭しか見ることが出来なくなっていた。
ある日、そのベントが、行方不明になった。飼育プールを、自ら脱走したのだ。大捜索隊が探したが、見つからなかった。
しかし、半年後、突如として、ラッコ舎のプールにつがいのラッコが、元気に泳いでいた。
関連機関、省庁、WWFまでが総動員され、このまんま飼育するかどうかを議論し、紆余曲折を経て飼育許可となった。
ベントは、翌年、また半年脱走し、つがいのラッコを、今度は違う水族館に連れてきた。そしてまた議論となり。
そんなことを何年か繰り返し、日本の水族館には、ラッコが増えてきたのである。
動物は本来、自然のままが幸せなのである。
だが、どうだろう。ベントの家族たちの穏やかな表情は。決して広くはないが、外敵もエサ不足もない快適な生活。
普通とは違う、曲がったラッコの生活も、まんざらでは無いようである。
☆ ☆ ☆
あつこさんは、とても明るく、軽快なエッセイを書かれるクリエイターさんだ。私は、実は、ご主人様のファンでもある。
この添付記事。これは、私に衝撃を与えた。いつか、米マイスターになるっ!なんて、勝手に思っている。
それから、らっこといえば、きたるさんだ。
きたるさんとは、noteの世界では古いおつきあいだが、最近なかなか遊びにいけていない。投稿も、休み休み、ゆっくりされていて。きたるさんのペースでやられている。あの、ゆるりとしている雰囲気。詩。言葉。あれが、実に、いい。また、時間をみつけて遊びに行きたいと思っている。
■追記■
面ゆるって、なに?
それは、これ。西尾さんはじめ、みんな、面白い作品をあげていて。
私は、そこそこの過去記事をあげています。
もしも、お時間があれば、みんなの作品、読んで頂けたら幸いです。
■追記②■
また、スタエフで配信します。もしも御時間があれば、お付き合いください。アーカイブも、後日、貼り付けます。