缶ビール
もう、一月以上も前だが。今年も、箱根駅伝をテレビ観戦した。
このご時世になり、あれから3年目に入り、ようやくのこと、沿道にも多くの人が応援する光景が、かなり戻ってきたように思う。
かつて一度だけ、沿道で応援したことがある。その時はまだ子供たちも小さくて。次女はまだ生まれておらず、兄夫婦は結婚したばかりで、両親も健在だった。
たまたま、ある大学の応援の集団の近くで。紙の応援旗をもらって、選手が通るときに長男とそれを振って応援した。
もう、何年、いや、何十年前だろうか。
年末からかなり忙しく。年始もそれを引きずっていて。所要をこなしつつ、何とか、ちらちらと箱根を観た。
毎年、楽しみにしていることがあって。それは、箱根駅伝缶の、ビールである。それには、観戦案内ブックが入っていて。缶も、その特別ラベルなのだ。
本来は、ゆっくりとソファーに座り、ビール片手に案内ブックを見て、じっくりと観るのだが、全くその余裕が無かった。
実は、奇跡的にも、子供たち3人の出身、在学校が出場していて。ほんとうは、じっくりと観戦していたかった。
家内も仕事で外出していて、でも、LINEで、何だかんだと、手が空いたすきにコメントのやりとりをするという感じだった。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
ちょっと、バタバタで、残念だったね。
結果はともあれ、今年は、ちょっと、残念だった。ほんとうに。
来年は、どうなるだろうか?
今頃になって、ふと、箱根を思い出し、そして、家内と振り返りの話をしようかと振り返ると、また、空のソファーが、静かに笑っていた。
昼間のやりとりからすると、家内は、元気なようである。
家内が元気だと、我が家は、明るくて平和である。
だから。
これで、いいのだ。
■追記■
面ゆるって、なに?
それは、これ。西尾さんはじめ、みんな、面白い作品をあげていて。
私は、だいたい土曜日の夜に、そこそこの過去記事をあげています。
もしも、お時間があれば、みんなの作品、読んで頂けたら幸いです。
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