ツギハギ
私の枕の話は、かつて一度、記事にした。
そしてその枕、使い続けていて。だが最近、また、黒いものが出て来ていた。
これは、枕の中の、パイプである。
そして、家内にお願いをして、繕ってもらった。
家内は、自分でも、裁縫は、不得意中の不得意だと言っていて。私がお願いしたときも、凄く残念そうな顔をしていた。だが、それでも、お願いした。
すると、こうなった。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
ツギハギ、だな。
そして、ソファーで寛いでいた長男にこれを見せて、私が、冗談交じりに言った。
さっちゃん(注1)に、これ、やってもらったんだけど、ブラック・ジャックだろ。
長男は、予想以上にうけたようで、大きな声で、笑った。
家内に、罪は無い。苦手だと申告しているのだから。
だが、このツギハギが、愛おしくて。大切に、枕を使っていた。
だが、また、2週間ほどして。また、これが現れた。
見ると、また新たな穴が、空いている。
家内に、また、頼まねばならない。家内は、忙しい中、また、時間を割いて、やってくれることになる。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
マッサージを、自主トレ(注2)で、2クール(注3)ぐらい、週末2日間とも、やってみようか。
マッサージをすると、家内は、上機嫌になる。
家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて平和である。
だから。
これで、いいのだ。
(注1)我が家の家内の呼称は、「さっちゃん」である。さっちゃんは、女王陛下という別の呼称もある。だが、リキとの関係で、そもそもの飼い主が長男であることから、私は、おじいちゃんだが、家内に対して「おばあちゃん」なんて呼び方は、まかり間違っても、してはならないのである。
(注2)私は、家内のマッサージを、よくする。家内に促されずに、自らの申し出で家内のマッサージをすることを、自主トレと、勝手に呼んでいる。
(注3)我が家のマッサージは、家内が録画したドラマやバラエティ番組を見ながら行うことが基本なのである。1クールとは、ドラマ一本分。つまり、1時間、ハーフとは30分。クゥォーターとは15分を、意味する。