タイミング
私は、仕事柄、テレワークをあまりしない。でも、時々、テレワークをすることがある。会社側の要請によるものだ。
会社側は、仕事に関係無く、出社70%削減と要請してくる。仕事柄、人と会うことが多く、そうもいかない。いかないが、0という訳にもいかない。だから、時々、月に1、2度は、無理してテレワークをするようにしている。
テレワークをすると、通勤の時間が削減できるから、それは、楽だ。だが、ちょっとしたこと、直接話せば5分で終わることが、チャットなり通話なりでやると、どうしても倍、3倍の時間がかかったり、誤解したままになったりする。
そして、仲の良い顧客は、やはり、来て欲しいのである。
コミュニケーションは、本来、どんなに時代が進み、変わろうとも、直接リアルで会うのが一番だと思うのである。
だが、直接会えないとき。スピードを要するときに、ネットワークを利用してコミュニケーションがとれるようになった今の時代は、非常に便利になったと思う。これが進化とか進歩というものなのであろう。
テレワークをしていて、思うことがある。荷物が届くのである。呼び鈴が鳴らされる。どうしても、私は、これに応えてしまうのだ。
そして、マンションに住んでいると、下の玄関から、我が家に辿り着くまでに、他の階に寄ったりして、時間がかかったりする。こちら側は、たまに、忘れていたりする。
あ、さっき、そう言えば、下の玄関の呼び鈴が鳴らされたんだった。などと。
そして時には、下の玄関は鳴らなくて、突然我が家の呼び鈴が鳴らされるときも、もちろん、あるのだ。
そして、こういうことは、こちらの都合は全く関係無い。
どういうわけか、会議で発言したりしているときに限って、鳴らされることが多い。
他の会議の出席者から、コジさん、鳴っているから、出て来てくださいなんて言われることも、しばしばある。
都合の悪い絶妙なタイミングの時にこそ、宅配がやってくるのは、マーフィーでもあるまいし。どういう法則なのであろうか。
心の中の、リトルkojuroが、笑いながら、呟いた。
日頃の行いが、悪いんだよ。
というか、宅配便も、仕事だから。やっている身としては、大変だと思うよ。
コジみたいに、理不尽な文句を言う人がいるから。
いや。文句を言ったことはないが。でも、心の中で言っていたら、同じだな。
一昨年、こんな記事を書いた。このご時世になって、暑いときに、宅配便の配達で走り回っている人に、飲み物を出したこともある。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
これも、さっちゃん(注1)の案だったね。
さっちゃん(注1)は、仕事で。ある、プロジェクトに参加していて。忙しすぎて、でも、毎日やり抜かねばならなくて。事務所の近くのホテル住まいで、ほぼ、帰って来ない生活が続いている。
私や子供たちも大変だが、さっちゃん(注1)は、もっと大変だろう。
マッサージは、ほぼ、やることが無くなった。そのぶん、掃除洗濯、洗い物。買い物。私がやらねばならない毎日の家事が、大変になってきている。
ほんとうに、世の中の、家事をしているすべての人を、尊敬する。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
今までが、幸せ過ぎたんだよ。
ほんとうに、そうだ。
今日は、疲れたので、早めに寝よう。
ひとり、静かに、部屋の灯を落とす。
やりとりからすると、さっちゃん(注1)は、元気そうだ。
だから、
これで、いいのだ。
(注1)我が家の家内の呼称は、「さっちゃん」である。さっちゃんは、女王陛下という別の呼称もある。だが、リキとの関係で、そもそもの飼い主が長男であることから、私は、おじいちゃんだが、家内に対して「おばあちゃん」なんて呼び方は、まかり間違っても、してはならないのである。
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