弁才天
家内が最近、銀座シックスの近くの事務所で仕事をしている。土日の出勤で大変なのだが、大変な中でも、何か楽しみをみつけてなんとかしていくのが家内のいいところでもあり、悪いところでもある。
この間の日曜日、またもや、甘いお土産を買って帰ってきた。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
最近、高いスイーツを、食べすぎじゃない?
家内に聞くと、こう、言うのである。
駅に行くのに、どうしても、銀座シックスを通るのよ。その時に、食料品売り場を通るのよ。そして、こういう、スイーツは、目につくのよ。で、買ってしまうのよ。
ちょっと頑張った自分に、ご褒美をあげたいじゃない。
それと、待ってくれているみんなに、お土産を、持って帰りたいじゃない。
……。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
休日出勤だからね。さっちゃんがそう思っても、仕方ないんじゃない?
……。
まあ、許そう。
今回のお土産は、こういうものだった。弁才天。
弁財天は、聞いたことがあるが。字が違う。パンフレットがいくつか入っている。
ひとつひとつ読んでみると、わりと、最近できたお店のようだ。
これを食した時には、長男が、たまたま、出張のついでに帰ってきた時だった。だから、家族みんながそろって、このスイーツを食した。
なかなかの、美味だった。
ふと、長男の後ろ姿を見て、思った。
ダイエットは、どこにいった?もう、宣言してから、1年以上、経っている。
長男は、言った。
なんも、してないよ。
リングフィットアドベンチャーのパッケージは、完全に埃をかぶっている。
そして、帰宅してきた長女は、任天堂Switchで、ポケモンをやっている。
つまり、任天堂Switchが、とられているのだ。
長女に、言ったのだ。そのSwitchは、私の、ダイエットのために購入したのだと。
すると、大笑いをして、そんなもの、コジが、するわけがないと、言い放った。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
そう思われても、仕方が無いよね。
時間が、経ちすぎた。
……。
家内が、持ち帰りの仕事をしていたので、ここで、自主トレ(注1)を、ハーフクール(注2)、申し出た。
マッサージをすると、家内は、上機嫌になる。
家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて平和である。
だから。
これで、いいのだ。
(注1)私は、家内のマッサージを、よくする。家内に促されずに、自らの申し出で家内のマッサージをすることを、自主トレと、勝手に呼んでいる。
(注2)我が家のマッサージは、家内が録画したドラマやバラエティ番組を見ながら行うことが基本なのである。1クールとは、ドラマ一本分。つまり、1時間、ハーフとは30分。クゥォーターとは15分を、意味する。