唐揚げ
唐揚げが好きで。よく食べる。スーパーでも、コンビニでも買うし、飲みに行っても、まずは唐揚げをオーダーするほどである。
私の好きな食べ物の中でも、かなり上位に位置する食べ物である。
コンビニの揚げ物の中では、一番好きなのは、セブンの唐揚げ棒である。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
あれは、たぶん、正確には竜田揚げだな。
でも、あれは、美味しい。小腹が空いたときに、ちょうどよい。量も、食べ応えも。
次に、ファミリーマートのファミチキだ。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、また、呟いた。
あれは、唐揚げとはいっても、ちょっと平べったくて。フライドチキンのようなもんだな。
そして、ローソンの、Lチキ。これも、美味である。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、またまた、呟いた。
チキンと言えば、ご本家、本当は、KFCだよな。
うむ。本当は、そうなのだ。だが、いかんせん、KFCは、高い。我が家にとっては。ちょっと高嶺の花なのである。とてもとても、美味しいが。
最寄り駅の近くに、KFCがある。そこに、次女のジュニア時代のチームメイトが2人、バイトをしている。何かのクーポンがあったとき、買いに寄って。2人から、声をかけてもらった。
家内は、彼女らに、別れ際、こう言った。
また、買いに来るね。絶対ね!だから、まけてね!
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
関西人だし。なんでも、まけてね、だな。
だが、帰宅して、中身を確認して、少し驚いた。
クリスピーが、ひとつだが、オーダーよりも余分に入っている。
確かに、来客分も含めて、かなりの数を買って帰ったのだが。間違ったのでは無さそうだ。
家内は、それから、数度、そのKFCに立ち寄っているようである。彼女らに会う時もあれば、会わないときもあるようで。
だが、それから、中身が余計に入っているということは、ないようである。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
まけてくれるわけなんて、あろうはずもない。さっちゃん(注1)の見幕に押されて、数のカウントをあのときだけは、間違ったんだろう。
唐揚げの話を、夜、しようとして、ふと、思い出した。
家内は、今、また、新たなプロジェクトで、家にはいない。今回は、遠方に出張している。
マッサージがなければ、手持ち無沙汰だ。ほんの、ちょっとだけだが。
家内は、現地で、元気にやっているらしい。
だから。
これで、いいのだ。
(注1)我が家の家内の呼称は、「さっちゃん」である。さっちゃんは、女王陛下という別の呼称もある。だが、そもそも長男が飼い出したハリネズミのリキとの関係で、そもそもの飼い主が長男であることから、私は、おじいちゃんだが、家内に対して「おばあちゃん」なんて呼び方は、まかり間違っても、してはならないのである。
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