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摂食障がいの克服24【食べる作業・ぺんき画家ショーゲンさん】
【食べる作業】
一昨日のランチを覚えていますか。
私は摂食障がいになって、1食1食が、大事な大事な時間で、できればその時間を長く楽しんでいたいと思って生きています。なんなら1日中食べていたいと思うほどに、食べることが好きです。摂食障がいを経験したことによります。
朝ごはんは大事だし、夜ごはんに関しては、2時間ぐらい食べていたいです。仕事をしていると、なかなか食事に時間を摂ることは難しい。でも、仕事をしても、1時間ぐらい、ランチしていたり(ひとりで1食食べるのですが、それでもゆーっくり食べていたい)ずっと食べるのではなく、ゆっくり、その時間を楽しみたい。
先日、知人が、『おふろと食べることは、如何に時間短縮するかって思ってる』って言っていて。おふろはわかるけど(温泉とかならともかく、私は『うつ』気味になり、毎日のおふろが嫌いになりました)食事時間を短縮するなんて、なんてもったいない・・・。そう思いましたが、確かにその方にとっては、仕事が1日の大きな時間を締め、その後の家族との時間が大切だから、そうなる。
【ぺんき画家のショーゲンさん】
ところで、この間、主治医が私に勧めてくださった動画です。
この方は、アフリカのタンザニアの、200人ほどが暮らす、ブンジュ村で生活をされていました。ブンジュ村に滞在した、外国人は、日本人を含めて、ショーゲンさんが最初だったそうです。
けれど、この村には、日本の心根が根付いているそうです。
村長さん(70才)のおじいさまが、シャーマンさんで、夢の中で、日本人の方と対話をされていたことによるそうです。
その日本人の方が、竪穴式住居に住んでいて、亡くなった方には争いの傷がなかったそう。女性をモチーフとした土器をつくられていたそう。当時の方は、息を吸うこと、息を吐くことに、幸せを感じていたそうで、朝起きれば地面を踏み、空を見上げていたそうです。
『所作』を愛していたそう。顔を洗うことにさえも。
恐らくは、縄文時代の日本の方と、繋がった。
【幸せの3ヶ条】
そのブンジュ村の方が、ショーゲンさんに言ったそうです。
1)1日に3食(2食でもいいけれど)のご飯を食べられることに、幸せを感じられるかどうか
2)『ただいま』というと、『おかえり』と言ってもらえる人がいる。家族じゃなくていい。近所のおじちゃんでも誰でもいい。
3)抱きしめられると、温かいと感じられる心がある
そこで、1)の確認をブンジュ村の方が、ショーゲンさんに聞いた。
2日前のランチを覚えてる?って。で、覚えてなかったショーゲンさんに『食べることが作業になってる。心がそこにいなかったんだ。食べながら、明日のこと考えてたんじゃない?』って言われたそう。
『生きるということは、その一瞬一瞬に、今、自分がいてるかどうかだよ』
『自分の心はそこにいるのかを確認すべきだね』って。
子供たちに言われたそう。『作業の会話はいらない』『心の会話がしたい』って。
何を食べる? これが作業。
食べてどう感じた? これが心の会話
そして、その心の会話ができていたのが、『かつての日本人』だったそう。縄文の時代ですよね。
【縄文時代からの教え】
所作ひとつひとつは、自分を大事にして、喜びを感じるという心であふれていた。
自分自身を置いてけぼりにしていないかな。困っている人を助けたい気持ちは尊重する。でも・・・
人の心には喜びのグラスがある。溢れている水の分、愛を与えたらいいのに。枯渇していたら、与えることもできない。
すり減っている人が、誰かに何かをしようとするから、トラブルが起きる。
大切な人を幸せにしたいなら、まず自分を喜びで満たそうね。
誰の人生を生きる?私は私の人生を生きるよ、って7歳の子ですら、ブンジュ村では言うそう。
自分が、自分のファンでいてあげる。
それが、自然と愛を伝えるってことにつながる。その教えは、日本人からなんだよ、って。
今の日本人は、いつ、休息するの。心が折れそうでも、諦めないの?
立ち止まることの大切さ。人と比べないことの大切さ。
摂食障がいが、危険信号だったのかもしれないですよね。
だからこそ、立ち止まって、考えられたのかもしれない。
昨日、夜、飲みにいきました。毎日自分で作っていると、ママがつくってださるお食事がとってもとってもおいしくて、それだけで私は涙がでるぐらい幸せです。