アボカド
特徴
低温に弱く主に熱帯、亜熱帯で生育する。栽培では10メートルほどの高さになる。5月頃に花が咲き、果実の収穫は翌11月から12月頃以降。良質な不飽和脂肪酸に富み森のバターと称されている
歴史
紀元前500年にメキシコで最初に栽培された。また西暦900年頃のものと見られるアボカドの実をかたどった土器がペルーのチャン・チャン遺跡から出土している。日本に初めて導入されたのは明治初期に台湾領へメキシコ産のアボカドの苗木が寄与された。その後、明治35年に新渡戸稲造博士によりオーストラリアから輸入された苗が台北植物園に植えられたという記録がある
生産地
和歌山県、鹿児島県、沖縄県、高知県、愛媛県、長崎県
メキシコ、ドミニカ、ペルー、インドネシア、コロンビア
日本で売られているアボカドのほとんどはメキシコ産ハス種
美味しい時期は3月〜9月
栄養素
10種類を超えるビタミン、11種類のミネラル、食物繊維、ビタミンE、ビタミンB群、ビタミンK、カリウム、葉酸
1個半程度で成人男性に必要なビタミンE10ミリグラムを摂取できる
効果
骨の健康の維持、便秘解消、エネルギー、高血圧予防、老化防止、脂肪燃焼、皮膚の新陳代謝、皮膚や粘膜の正常保持、免疫力をあげる
食べ方
アボカドは空気に触れると茶色に変色するのでレモンのような酸をかけることで、変色を抑えられる。
メキシコはアボカドの生産量・消費量ともに世界一で、ペーストにしたアボカドにトマト、タマネギ、香味野菜、唐辛子、サルサソースを加えたグワッカモレは一般的なディップに使用される。
日本では刺身を食べる時と同じ要領でワサビと醤油に浸して食べたり、巻寿司にしたり、マヨネーズに付けて食べることがある。
食べ頃
日本の店頭で販売されているアボカドは完熟していないものが多いが、常温で放置することで食べやすくなる。熟すと果皮の色がより黒っぽくなるが、熟しても緑色のままの品種もある
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