あー!チンチン見えてるぅ!笑
保育園 2歳児クラス 1月のエピソード
Aくん:自分でパンツを履こうとしている
Bくん:「あー!Aくん、チンチン見えてるぅ!笑」
「バンバン!」
(ブロックのピストルを持って)
Aくん:「やめてよー💦」
Bくん:「あははー!笑 バンバン!笑」
Aくん:「しないでよー💦」
Bくん:「チンチンー!笑 バンバン!笑」
Aくん:「もうっ!バンバンしないでよー💦」
みんと:「もーう、Bくん!」
Cくん:「いまAくん、頑張って履いてるからっ💢」
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戦隊モノが大好きなBくん。
いつもブロックでピストルを作っては、的を見つけて「バンバン!」しています。
そんなとき、たまたまAくんが着替えをしていて、2歳児の大流行ワード〝チンチン〟を見つけたもんだから、的にしない訳がありません。
大はしゃぎで「バンバン!」するBくんですが、Aくんはすごく嫌そう。
私は、いつも我慢しがちなAくんが、どんな対応をするのか気になり、しばらく見守ることにしました。
すると、「やめてよー!しないでよー!」と眉間にしわを寄せてAくんが怒ったのです。
私は【すごっ!Aくん、自分の気持ちを言葉で伝えられるようになったんだ!】と成長に感動しつつ、見守ります。
しかし、Bくんの〝遊びたい気持ち〟は、そんなもんじゃ消えません。相手が嫌がってれば(反応すれば)、なんだか楽しくなってきちゃう♪
それが戦い遊びの醍醐味なんだから。
困っているAくんをこれ以上見ていられなくなったので、私がBくんの名前を呼び、話をしようとすると…
2人の様子を見ていた、Cくんがササっとやって来て「いまAくん、頑張って履いてるからっ💢」と、Bくんに強く言ったのです。
私が言おうとしていたことと、全く同じセリフだったので、すごく驚きました。
Cくんの代弁が通じて、その場を離れたBくん。
Aくんも、自分で着替えができて満足そうでした。
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BくんとCくんは大の仲良しで、いつも〝味方〟として遊んでいるので、CくんがBくんに対して怒ったのは、すごく意外で、びっくりしました。
もしかすると、味方(友だち)だからこそ、「Aくんは嫌がっているから、やめた方が良い」ということを伝えたかったのかもしれません。
Cくんは【自分の気持ちを言葉にする】タイプではないのですが、今回の「仲間が困っている」という状況に対して〝きっとAくんは嫌な気持ちになっている〟ことを想像し【相手の気持ちを言葉にする】のは、比較的難易度が低かったのかもしれません。
また、いつもスタッフが、こんな場面で言っているセリフ「いまAくん、頑張って履いてるからっ💢」が、ちょうどCくんに降りてきたのかもしれません。
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Aくんの〝嫌なときはイヤって言う〟こと。
Bくんの〝面白そうなことはやってみる〟こと。
Cくんの〝相手の気持ちを代弁する〟こと。
どれも、日頃の保育スタッフの姿が、子ども達の言動となり【子ども同士の関わり】に繋がっているように感じました。
「どんな大人になってほしいか」の答えは、「どんな自分が子ども達と関わっているか」だなと思いました。
保育スタッフとしての自分の言動が、子ども達の言動となり、大なり小なり世界を動かしていくのだと思うと、保育士って重大任務ですね!
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