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5/属人化は組織を単なる人の集合体にする

毎週日曜日、1週間の中で感じたこと、
学んだことを記そうと決め本日5回目。
(パチパチパチ!拍手)

今日は、職場の先輩との間で起きたズレから、
その正体である「属人化」を紐解きます。

私のチームは個人プレイ

・企画部門、課長含めて5名体制。
・メンバーの関係性は良好。揉めたことはない。
・課長が業務を振り分けるスタイルではなく、
・クライアントの課題をヒアリングし、
 解決先を考え提案する業務。

2週間に一度の頻度で、月曜10時に30分の
ミーティングを実施しています。
メンバーのコンディションを相互共有する場で、
また2週間がんばろう!とスイッチを入れる
アイスブレイクのようなものです。

・スケーリング
 (心、身体の点数は直感で10点満点中何点?)
・各自のこれまでの2週間とこれからの2週間

これまでのミーティングは継続性がなかったため
私自身の所属感が低い状態でした。
そこで課長に上記ミーティングを提案しました。
課長も課題を感じており、
メンバーのコンディションが分かるので
有効だと喜ばれました。

しかし、同じチームの先輩から
ミーティングの必要性を感じないという声が
上がりました。

「このミーティングの目的は?意味ある?」
(グサッ…)

少人数チームの風土にも影響する
「属人化」

課長が業務を振り分けるのではなく、
クライアントの課題に対し解決先を考え
提案する業務スタイル…

課長の知らないところで仕事が増えたり
減ったりします。
発生した業務や進行中の業務を普段から
メンバーで共有しないため属人化しています。
私も先輩の代役にはなれません。

属人化とは
仕事の担当者ひとりだけが業務の手順を
把握しており、ほかの社員にノウハウの手順が
十分に共有されていない状態。
仕事とは本来、部署内の社員が誰でも
カバーできる体制をつくっておくのが理想だが、
現実的にはマニュアルの作成不足や
担当者に依存してしまい、
属人化が起こることが多い。

参考:
https://go.chatwork.com/ja/column/efficient/efficient-143.html

業務に課題があってもサポートできない状態では
コンディション確認のミーティングは
忙しい先輩にとっては邪魔なものでした。

メンバー同士の関係性は良い(仲が良い)けど、
いざとなったときは助けられない。
例えると、
5名で目的地を目指して旅をしているはずが、
災害が起きて動けなくなったメンバーを
救助する術を知らず、助けてあげられない。
自力で動けるようになるのを待つ…
という状態です。
「仲が良い」というのも表面上だけかも
しれません。
これではただ人が集まっただけの集団です。
属人化は協働をうまないどころか、
組織をただの集団にしてしまうことです。

組織とは
「組む」ことと「織りなす」こと

【組む】目的を共有している
人はそれぞれ違った目的をもって
組織に所属しており、
目的は年齢や環境の変化によって変わる。
(例)・給与のため
   ・仕事自体へのやりがい
   ・自己実現
   ・仲間たちとの切磋琢磨が好き
多様で可変なメンバーを束ねるためには
「共通の目的」が必要。
組織の目的にむけて貢献しその達成を通じて
自分の目的が叶うことで「組む」状態になる。

【織りなす】協働する
一人ずつばらばらの状態が効果的なのであれば
集まる必要がない。
役割分担されて力が織りなすこと=協働
によって効果があがることが組織となる意味。

参考文献:図解 組織開発入門
著者:坪谷邦夫さん

上記より、私の組織は
組織ではなく単なる集団だと気づきました。
先輩の意見はごもっともです。

組織になるためには?

しかし、私がこの組織に所属している以上、
現状維持はしたくないです。
自分の所属感を向上することが目的でしたが、
私とっては良いことも、メンバーにとっては
意味を成していない、
なぜならただの集団だから。
ということにハッとしました。

少し大きな目標になりますが
組んで織りなす協働ができるチームに
なるために、脱属人化を提案をします。

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